JBVP一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム
Japanese Board of Veterinary Practitioners

猫の病気やけど

煙を吸った場合、皮膚にはやけどがみられるかもしれません。やけどは軽いもの(表面的なもの)、激しいもの(深いもの)で処置が異なります。軽いやけどでは、毛が焼けている、皮膚が赤くなる、軽く腫れる、水ぶくれ、さわると痛がるなどのサインがみられます。まず傷をなめないように、引っかかないようにする必要があります。そのためには傷の上に冷たい水をつけたきれいなタオルをかぶせて押さえておくのがよいでしょう。その後病院で感染予防などの処置を受ける必要があります。また痛みの激しい場合には、病院で痛みを押さえてからでないと処置ができない場合もあります。激しいやけどの場合には、上記のサインに加え、全身が脱水状態になり、ぐったりして、しかもさわられるのをいやがります。このような傷は後で激しい感染を起こす可能性が高く、また全身状態も悪いのですぐに病院に行く必要があります。まず安静にして動物が動かないようにして、傷の上を清潔なガーゼなどで被いすぐに病院に連れて行きます。傷の消毒などは病院で行うので、傷には軟膏などは何もつけずに行ってください。