最近は症状をスマホ動画で撮ってくるご家族も増えているが,吐く症例で、「嘔吐」ではなく「吐出」だと確認される動物も多くなっているように感じる.特に日本ではミニチュア・ダックスフンドやフレンチ・ブルドッグなどの短頭種人気もあって食道拡張を伴う吐出症例は少なくない.では食道拡張をみたらどのような思考回路で診察を進めるべきだろうか?巨大食道なのか?鑑別診断は?検査の優先順位は?そして予後は?など,実際に症例を目の当たりにしたときの疑問にお答えします.