問診には「聴く力」と「問う力」が必要です.ご家族の言葉に耳を傾け,話をよく聴くことは情報収集のみならず,信頼関係の構築にとっても重要なプロセスです.しかし,ただ話を聴いているだけでは診療に必要な情報は必ずしも得られません.必要な情報をとりにいくためには問いを立てることが大切です.この講演では,攻めの問診に必要な「問う力」を強化するためのポイントについてお話しをしたいと思います.