JBVP 日本臨床獣医学フォーラム
HOMEへ戻る
お問い合わせ プライバシーポリシー
| JBVPについて | 年次大会 | 地区大会 | DVM用 | レクチャーシリーズ | 飼い主向け | WJVF |
年次大会 年次大会のお知らせ
─
特別プログラム
Vetプログラム
VTプログラム
市民プログラム
ポスターセッション
展示
プログラム内容詳細

■セレモニー

○開会式
17日(土) 11:40-11:55 〈鶴〉

○ウェルカムパーティ
17日(土) 19:00-20:45 〈芙蓉 東・中〉

─

■特別プログラム   すべての参加者を対象としたプログラム

01 「JBVPスペシャルシンポジウム」
発表演題:「みんなで一緒に考えよう 犬アトピー性皮膚炎とのつきあい方」
発表:太刀川史郎 / たちかわ動物病院(神奈川県)
司会:斉藤邦史/ 斉藤動物病院(神奈川県)
座長:本好茂一 / 日本獣医生命科学大学 名誉教授
コメンテーター:岩崎利郎 / 東京農工大学,柴田久美子 / DVMs どうぶつ医療センター横浜 二次診療センター,YOKOHAMA Dermatology for Animals(神奈川県)
17日(土)12:00-13:10  宴会場階〈芙蓉 中〉
[ランチョンセミナー]   定員200名 ※事前申込み制
01 要約 犬アトピー性皮膚炎は身体が痒くなる病気だが,身体が痒くなる病気は他にもある.また,犬アトピー性皮膚炎は他の病気を併発することで症状が発現しやすくなり,悪化するため,まずは併発疾患をしっかりと治療する事が必要である.講演では,犬によって,併発疾患,症状の程度が違うことを紹介し,個々の病態に合わせてご家族と相談しながら治療する事が大事である事を一緒に学びたいと思う.
02 「JBVPスペシャルシンポジウム」
発表演題:「癌治療における断脚手術を考える −断脚手術後の動物の歩行と生活はどうなるのか?−
1.痛みを取るための断脚手術:夢ちゃんの例  2.命を救った断脚手術:ジュディーちゃんの例」
発表:林宝謙治 / 埼玉動物医療センター(埼玉県)
司会:吉村徳裕 / あいち動物病院(愛知県)
座長:後藤直彰 / 前 東京大学
コメンテーター:廉澤 剛 / 酪農学園大学,石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
18日(日)12:00-13:10  宴会場階〈芙蓉 中〉
[ランチョンセミナー]   定員200名 ※事前申込み制
02 要約 組織球性肉腫という完治の難しい悪性腫瘍に左前肢を冒された夢ちゃん.予測された平均余命は6カ月であったが,痛みを取るために断脚手術を実施した.術後の経過は良好で抗癌治療を続けながら元気に生活していたが,術後約6カ月の時点で血管肉腫という別の癌のために永眠した.
肥満細胞腫が右前肢に発症し,リンパ節転移を起こしていたジュディーちゃん.診断時に痛みはないもののがんを完全に取り除くには断脚手術か放射線治療が必要な状態であった.ご家族は苦悩の末に断脚手術を選択され,術後約2年間の抗癌治療を実施した.術後癌の再発,転移はなく,6年10カ月後の今も元気に過ごしている.
PageTop

─

■Vetプログラム   Vet(獣医師)を対象としたプログラム  VT,学生もご参加いただけます.

○画像診断

01 「超音波を用いたスクリーニング検査 心臓編」
小山秀一 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)13:30-14:40 宴会場階〈鳳凰 中〉
01 要約 右傍胸骨からの基本断面として,四腔断面,左室長軸断面,左室短軸断面および心基部短軸断面がある.これらの断面での評価ポイントの理解が重要である.そのためには,まず正常像を知ることである.また,種々の病態に伴う心臓への負荷は,容量負荷,圧負荷およびその両方であり,それらの負荷により心臓形態は変化する.したがって,心臓形態の変化を捉えることで,負荷の種類とその原因を推測することがポイントである.そして,その原因を確認していく場合に有効な方法が,カラードプラ法やパルス波・連続波ドプラ法である.また,心エコー検査から得られる血流情報や組織運動情報をもとに,心機能を評価することが可能である.
02 「超音波を用いたスクリーニング検査 腹部編」
茅沼秀樹 / 麻布大学
18日(日)13:30-14:40 宴会場階〈鳳凰 西〉
プログラム協賛:日立アロカメディカル(株)
03 「X線読影会」
菅沼常徳 / 麻布大学
18日(日)15:20-16:30,16:50-18:00  宴会場階〈鳳凰 西〉
※参加の皆様からの症例を受け付けております.DICOMデータを9月9日(金)までに事務局にお送りいただくか,フィルムを当日会場にご持参ください.(申込み多数の場合はお断りする場合があります)
PageTop

○腫瘍学

01 「放射線療法の基礎 −臨床医として知っておいてほしいこと−」
藤田道郎 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)9:00-10:10  宴会場階〈鳳凰 中〉
01 要約 獣医療の進歩に伴い,犬および猫の高齢化が進んだ結果,腫瘍性疾患が増加している.またペットからコンパニオンアニマルと表現が変化するほど動物に対する家族の思いも深まっている.家族は少しでも動物に生活の質を良好に維持したまま,延命を望むようになってきている.そのため,家族はネットなどでがん治療に関する情報を得,病院に来院する機会が増えてきている.そのような昨今,放射線療法について臨床医がどのように情報を認識しておくべきかについては重要である.単に「この腫瘍には放射線療法が良く効く」だけでは不十分であろう.「放射線療法はどんなメカニズムの治療法であるのか?」,「放射線療法が反応しやすい腫瘍の特徴は何であるのか?」,「放射線療法の治療スケジュールや副作用は?」などについて最低限の知識は習得しておくべきである.放射線療法は組織内の水分子と反応して生成されるラジカルが細胞のDNAを攻撃する治療法である.そのため,血流分布に富む腫瘍の方が反応性は高い.また「分裂が盛ん」,「分裂期間が長い」,「形態と機能が未分化」である細胞ほど感受性が高い.放射線療法には副作用として放射線障害があるが,その障害が発現する部位はあくまでも照射部位に対してのみである.また照射中から治療終了約2カ月以内に発生する急性傷害と終了半年以後に発生する晩期傷害があり,前者は可逆性傷害のため,治療中断の因子とはならない.しかし,後者は不可逆性傷害であり,部位によっては生活の質が著しく低下するため,その発現は極力避ける必要がある.現在,獣医における放射線療法は脳腫瘍,鼻腔内腫瘍など外科療法単独では生存期間の延長が期待できない腫瘍に対する単独照射や軟部組織肉腫など術後照射として併用することで有意な生存期間の延長が数多く報告されている.さらに,放射線療法は疼痛緩和などのペインコントロール治療としても有用である.
02 「クリニカルレクチャー」
演題:手術と化学療法を繰り返している肥満細胞腫の犬の1例
発表:石川勇一 / 埼玉動物医療センター(埼玉県)
コメンテーター:辻本 元 / 東京大学,浅野和之 / 日本大学,藤田道郎 / 日本獣医生命科学大学
司会:入江充洋/ 四国動物医療センター(香川県)
17日(土)10:30-11:40  宴会場階〈鳳凰 中〉
02 要約 12歳齢の雄のポインターの左前肢上腕部皮膚に肥満細胞腫が発生した.組織学的グレードの判定を目的として辺縁部切除により摘出し,グレード2の皮膚肥満細胞腫と診断した.ご家族が追加治療を希望しなかったため経過観察を行ったが,術後10カ月で再発を認めた.以降減容積目的の手術とビンブラスチン,イマチニブ,CCNUなどの化学療法を組み合わせて実施しているが転移・再発を繰り返している.
03 「特徴的な細胞形態を示す新しいタイプの犬のリンパ腫 −Mott cell リンパ腫−」
[アドバンス]

辻本 元 / 東京大学
17日(土)16:50-18:00  アーケード階〈悠〉
03 要約 2008年にKodama et al.が1歳齢のミニチュア・ダックスフンドにおけるMott cellへの分化を伴うB細胞型腸リンパ腫の症例を報告して以来,本疾患に関して注目が集まっている.Mott cellへの分化を伴うリンパ腫は,ミニチュア・ダックスフンドの雄の若齢成犬での発生が多いようであり,そのすべての症例で消化管にリンパ腫病変が認められている.犬においてはMott cell への分化を伴うリンパ腫を1つの病型としてとらえる必要があるものと考えられる.
PageTop

○腫瘍外科学

.
01 「肝臓腫瘍 −周術期管理のポイント−」
小出和欣 / 井笠動物医療センター 小出動物病院(岡山県)
17日(土)15:00-16:10  宴会場階〈鳳凰 中〉
01 要約 犬猫における外科的治療の適応となる肝臓腫瘍は,人に比べて肝予備能力が温存されていることが多い.しかし,多くは高齢であり,老齢疾患を併発していることも少なくないので診断時には基礎疾患や併発症も含め病態を十分に把握しておくことが重要である.周術期管理としては,術前には水和状態や電解質バランスを補正し,また術中には特に循環血液量や血圧維持に注意を払う.術後は最も合併症が起こりやすく,出血,血栓症,腹膜炎,膵炎,腎不全,DIC,電解質異常や低血糖などに注意しながら,適切な管理を行うことが重要である.
02 「肝臓腫瘍 −動画で見る肝臓腫瘍外科−」[アドバンス]
小出和欣 / 井笠動物医療センター 小出動物病院(岡山県)
17日(土)16:40-17:50  宴会場階〈鳳凰 中〉
02 要約 肝臓腫瘍の外科的治療は,通常肝葉切除が適応される.肝臓へのアプローチは,腹部正中切開により行われ,必要により胸骨正中切開による開胸を併用することで術野を広げることができる.肝葉切除の術式は,肝臓腫瘍に対しては完全肝葉切除で対応するのが一般的であるが,腫瘍発生部位や大きさ,切除する肝葉の範囲などにより,手術の難易度にかなり相違がある.一般的には左側区域(外側左葉と内側左葉)の完全肝葉切除は比較的容易で,右側区域(外側右葉と尾状葉)の場合には難易度が高くなる.中央区域(内側右葉と方形葉)では,胆嚢の処理も同時に必要となることがある.術前の3D-CT検査は手術適応や必要な術式の判断のみならず,その難易度予測など手術計画を立てる上で極めて有用である.完全肝葉切除術において超音波外科用吸引装置の利用は,肝葉基部の主要脈管を安全に分離露出することができ,脈管の正確な結紮が可能であるとともに,血管損傷や誤った脈管結紮の危険性を軽減し,手術の安全性を高めると共に手術適応の限界を引き上げてくれる.
03 「舌咽喉頭の腫瘍外科」[アドバンス]
廉澤 剛 / 酪農学園大学
18日(日)15:20-16:30  宴会場階〈鳳凰 中〉
03 要約 舌,咽頭および喉頭の腫瘍は,呼吸や嚥下を障害することによって,容易に生命を脅かす.放射線や抗がん剤が効果的でない場合や時間的猶予がない場合には,外科的介入が必要であるが,腫瘍の発生部位と大きさによっては摘出に伴う機能損失の再建は困難である.この領域の腫瘍外科は,いかなる方法で呼吸と栄養摂取の経路を再建・維持するのか,あるいは症例が学習によって機能障害にどの程度まで対応できるのかが十分に解明されていないため,チャレンジングである.
04 「腫瘍への基本的アプローチ 小動物 大腸腫瘍(回盲結腸部・直腸)の外科治療」
[アドバンス]

信田卓男 / 麻布大学
18日(日)16:50-18:00  宴会場階〈鳳凰 中〉
PageTop

○神経病学

01 「徹底攻略:末梢神経と筋疾患 末梢神経と神経筋接合部,筋肉」
宇塚雄次 / 岩手大学
17日(土)9:00-10:10,10:30-11:40  宴会場階〈edo〉
01 要約 末梢神経は脳神経と脊髄神経に分類される.12対ある脳神経の一部が障害されるとそれぞれの神経の機能に対応した機能不全が発生する.例えば,三叉神経障害では閉口不全が発生するように.脊髄神経においては,動物における感覚障害については,明らかになっていないため,主に運動神経機能の問題として生じる.例えば末梢神経損傷による跛行などである.これらの障害に関する共通所見に関して概説する.
次に神経筋接合部と筋肉の疾患であるが,多くの場合はこれらに共通する症状としては筋力の低下(脱力)がある.これの疾患に関しても,基本的な機能から病態が説明できるように説明していきたい.
02 「徹底攻略:末梢神経と筋疾患 末梢神経/筋疾患の診断・治療」
齋藤弥代子 / 麻布大学
17日(土)13:30-14:40,15:00-16:10  宴会場階〈edo〉
03 「徹底攻略:末梢神経と筋疾患 症例の紹介」
織間博光 / 日本獣医生命科学大学 名誉教授
17日(土)16:50-18:00  宴会場階〈edo〉
03 要約 末梢神経,神経筋接合部疾患,筋疾患は,中枢神経疾患や脊髄疾患と比較して診断が難しいものが多い.疾患を見逃さないためには,それらの臨床症状をよく知り,わずかな異常に気がつくことが重要である.よく遭遇する末梢神経/筋疾患から比較的珍しい症例までをビデオで供覧する.
04 「脳腫瘍:その概要,診断,および治療」[ナイトプログラム]
長谷川大輔 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)18:20-19:30,19:50-21:00  宴会場階〈鳳凰 西〉
04 要約 最近の獣医学の発展に伴う犬猫の高齢化と高度医療化および小動物領域における急速なMRIの普及に伴い,脳腫瘍が生前診断され,さらにそれを治療する機会も希ではなくなった.犬猫ともに脳腫瘍は中高齢の動物に認められ,一般には慢性進行性の経過をとる.犬猫で最も一般的に認められる脳腫瘍は脳実質外腫瘍である髄膜腫であり,次いで脳実質内に発生するグリオーマ(神経膠腫),リンパ腫,下垂体腫瘍,転移性脳腫瘍などが見られる.現在,脳腫瘍の診断はMRIが主流であり,脳腫瘍のタイプはMRIにおける特徴的な画像所見からある程度鑑別できる.脳腫瘍に対する積極的な治療には外科手術,放射線治療および化学療法がある.髄膜腫は(特に猫において)その局在によっては外科的切除の良い適応症である.これに対し,グリオーマは,手術可能な場合もあるが,放射線治療や化学療法の有効性が徐々に示されつつある.予後は腫瘍のタイプ,病変局在,治療への反応性によって大きく異なる.
05 「聞いてみよう!診断のつかない神経疾患の対処法」
「神経病の鑑別診断」織間博光 / 日本獣医生命科学大学
「電気生理学的診断」 奥野征一 / アニマルクリニックこばやし(埼玉県)
18日(日)9:00-10:10,10:30-11:40  宴会場階〈鳳凰 西〉
プログラム協賛:オリンパスビジネスクリエイツ(株)
05 要約 神経疾患に対して電気生理学的診断を行う目的は,神経機能の客観的機能評価であり,これは一般神経学的検査によっては得られない情報である.各電気生理学的検査は運動神経,感覚神経,聴覚路など限定した神経だけを評価することも,末梢から大脳皮質までの感覚経路や大脳ニューロンの活動といった複雑な機能を調べることも可能である.また,客観的評価の再現性が高いことと検査結果が即時的に得られるため,診断,予後判定,治療効果判定だけではなく脊髄・末梢神経に影響を及ぼす可能性のある手術中の神経機能モニタリングとしての有用性も高い.(奥野征一)
PageTop

○外科学

01 「開腹手術をするにあたって必要な解剖学の知識」
浅野和之 / 日本大学
17日(土)9:00-10:10  宴会場階〈芙蓉 東〉
01 要約  腹部の外科解剖の中で,腹壁の構造と犬や猫における解剖学的な特徴をのべ,開腹法および閉腹法について解説する.また,腹腔の構造で特に大網に関して解説し,手術における大網の利用法について紹介する.腹部外科を行う上で最も注意すべきは血流障害であり,それが合併症の原因となり得る.脈管解剖を解説し,血流障害を引き起こさないポイントを述べる.また,リンパの流れを解説し,腫瘍疾患におけるリンパ節の処理についても解説する.最後に胃腸管,肝臓,脾臓,膵臓などの局所解剖についても時間が許す限り解説する.
02 「耳道外科」[アドバンス]
西村亮平 / 東京大学
17日(土)10:30-11:40  宴会場階〈芙蓉 東〉
02 要約 耳道の手術は,行われることが比較的多い手術の1つだが,合併症が多いことも知られている.全耳道切除術は,根本的治療を望む場合には避けて通れない術式であるが,重度の出血,顔面神経麻痺,深部での感染の再燃あるいはフィステル形成の3つの合併症が生じやすい.一方で合併症を恐れるあまり,不十分な手術となり,十分な治療成績が挙げられないことも少なくないものと思われる.これらの合併症を最小限とする近道は外科解剖と病態生理をよく理解することで“敵を知り”,これに基づいて手術操作や管理を行うことである.ポイントの1番目は血管構造である.耳道周囲には多くの血管が存在するが,特に注意すべき血管は後関節静脈である.この血管はわかりにくく傷つけると出血が多い.2番目のポイントは顔面神経麻痺である.特に慢性外耳道炎がある場合には,伸展・癒着しているため,走行部位をできるだけ正確に予想してから神経を同定し,さらに丁寧な操作で損傷を最小限にすることが重要である.3番目のポイントは耳道の上皮構造を取り残さないことである.とくに輪状軟骨と骨性耳道の連結部分がポイントとなる.骨性耳道内にも上皮構造は存在するので,これを取り残さないようにすること,さらに慢性外耳道炎がある場合には,腹側に増殖した“上皮嚢”が形成されることがあり,これを完全に取り除くことが重要である.さらに外耳炎から中耳炎に波及している場合には,鼓室胞内の操作も必要となる.
03 「開胸手術」 [アドバンス]
谷澤浩二 / 谷澤動物病院(東京都)
18日(日)9:00-10:10  宴会場階〈鳳凰 中〉
03 要約 CTスキャン,超音波診断装置の進化に伴い胸腔内の占拠性病変,膿瘍などの診断が早期にされることがある.また,交通事故などの肺破裂による重度気胸のように緊急開胸の必要なものもある.その時に速やかな開胸が必要となるが,短時間内での手技が求められる.そのために日々正しい訓練を積み,一秒でも早い手術が必要になる.我々日本人は,細かい仕事に優れた指先を持っているので少ない機械と,訓練で,早くて正確な手術は可能である.
PageTop

○軟部外科学

  「広背筋皮弁」[アドバンス][ナイトプログラム]
中島尚志 / 下館動物病院(茨城県)
16日(金)19:10-20:20  アーケード階〈翔〉
PageTop

○内視鏡外科学

  「動物たちへの腹腔鏡手術を始めよう! −腹腔鏡による避妊手術,潜在精巣摘出術,膀胱結石摘出術,予防的胃腹壁固定術−」
江原郁也 / ルカ動物医療センター(大阪府)
18日(日)16:50-18:00  宴会場階〈鳳凰 東〉
共同企画:日本獣医内視鏡外科研究会
01 要約 腹腔鏡手術の適応基準のひとつの考え方は,開腹手術と同等かそれ以上の安全性,確実性をもって手技を行うことが出来るか否かである.適切な手術機器の準備と取り扱い,正確な病態の把握,正しい適応,質の高い技術修得ができれば,腹腔鏡手術は,開腹手術に比較して傷が小さいだけではなく,さまざまなメリットを生み出す極めて有益な手術方法となる.
今回,内視鏡手術機器を導入後“すぐにでも活用したい”基本的な腹腔鏡手術の手術法を紹介する中で,“失敗しない”内視鏡手術機器と器具の選び方と取り扱いの解説,腹腔鏡手術を実施している動物病院(JSVES会員)へのアンケート結果を参考に,腹腔鏡は動物病院の中でどのように利益を生み出しているのか(動物たちへの恩恵,ご家族からの信頼,獣医療の質的向上,コストに見合っているのか)を紹介する.
PageTop

○整形外科学

01 「股関節外側アプローチ」
川田 睦 / ネオベッツVRセンター(大阪府)
16日(金)14:40-15:50  アーケード階〈悠〉
01 要約 大腿骨頭骨頚部切除術(以下骨頭切除術)は,アプローチによって大きく外側アプローチと内側アプローチが知られている.それぞれに長所,短所があるが,今回解説を行うのは,他の術式への展開が容易で汎用性の高い外側アプローチである.
02 「徹底攻略:跛行診断学 跛行診断,最も重要な検査:身体検査」
藤田幸弘 / 麻布大学
16日(金)16:10-17:20  アーケード階〈悠〉
02 要約 筆者が作成し,実際に使用している整形外科学的検査表に基づいて,整形外科学的検査の進め方について概説する.疑われる患部を最初に触診するようなことはせず,家族から話を聞くことから始め,可能であれば同時に患者の起立姿勢,座り方,そして歩様を観察する.得られた情報を確認しながら,起立位において触診を開始し,左右差の検出を試みる.次に横臥位において触診を行い,症状の発現の原因となる部位を検出することを試みる.神経学的な異常が疑われた場合,獣医神経病学会の神経学的検査シートを使用して評価することを強く勧める.
03 「徹底攻略:跛行診断学 画像診断で行う跛行診断」
川田 睦 / ネオベッツVRセンター(大阪府)
16日(金)17:40-18:50  アーケード階〈悠〉
01 要約 画像診断には,上記の一般X線検査および特殊X線検査,CT検査,MRI検査,超音波検査そして関節鏡などが提案されている.
これら画像診断のなかでは,一般X線検査の重要度がもっとも大きく,その撮影技術および診断技術はすべての獣医師がマスターする必要性のあるものである.
CT検査を初め,MRI検査,超音波検査および関節鏡などの診断機器は,獣医整形外科領域において絶対的に必要な機器ではないが,使用できる環境下にあれば,従来の検査方法に比べ,より客観的で再現性に富んだ,局所における精細な情報を得ることができる.このことは,様々な有用性につながっており,実際の臨床診断だけでなく,研修医および動物病院来院者も恩恵を得ることが可能である.
研修医にとって,問診,視診,身体検査,X線読影の技術獲得は,重要かつ必須の項目である.論理的臨床教育と数多くの臨床経験が,これらの技術獲得と精度を向上させることは言うまでもない,しかしながらこれらの主観性の強い検査技術の獲得および継承には,個人の素養以外に,優秀な指導者,豊富な症例数などの条件が必要となるため,すべての研修医がこれらの条件下に入ることは,現在のところ難しいと思われる.
また近年の動物病院来院者に対する,罹患動物の状態理解や予後等への理解,治療への同意などにおいても,従来以上に客観的で再現性が高い情報提供が望まれている.
特殊な画像診断は,これらのことを完全に補完するとは言いがたいが,現実の選択の中では優れた情報を提供してくれる機器である.
04 「徹底攻略:跛行診断学 跛行と細胞診」[ナイトプログラム]
平田雅彦/ アイデックス ラボラトリーズ(株)
16日(金)19:10-20:20  アーケード階〈悠〉
プログラム協賛:アイデックス ラボラトリーズ(株)
05 「徹底攻略:跛行診断学 神経疾患と間違えやすい整形疾患」
[ナイトプログラム]

宇根 智/ ネオベッツVRセンター(大阪府)
16日(金)20:40-21:50  アーケード階〈悠〉
05 要約 跛行とは,「動物の正常運動の障害と定義され,1肢またはそれ以上の肢に発生する」で,その多くは骨格系の異常によって引き起こされる.その原因が,骨格系,筋肉系,神経系などによるものかを鑑別することは治療を行ううえで重要となる.その中でも神経疾患との鑑別に苦慮する整形疾患もあるため,それらをどのように鑑別し,診断していくかは重要である.整形外科学的検査では,神経疾患を除外するために神経学的検査も実施すべきである.整形外科学的検査を実施する際に,神経学的検査を効率良く組み込みながら間違いをなくすことが重要である.
06 「TPLOを実際に手術レパートリーに加える:スーパーアドバンスTPLO」
川田 睦 / ネオベッツVRセンター(大阪府)
17日(土)9:00-10:10,10:30-11:40  宴会場階〈芙蓉 前室〉
[スーパーアドバンス]定員:30名
※当日8:00から受付にて整理券配布,定員にて締切り.
プログラム協賛:シンセス(株)
07 「犬の前十字靱帯断裂における最も一般的な問題,膝関節の痛み,不快,跛行の原因」
Alan Schulman / The Animal Medical Center of Southern California(USA)
通訳:小宮山典寛 / 日本ベェツグループ(東京都)
17日(土)15:00-16:10  アーケード階〈悠〉
共同企画:クリティカル&マネジメント研究会
08 「初心者の骨折治療入門」
永岡勝好 / みなとよこはま動物病院(神奈川県), 金谷友広 / みなとよこはま動物病院(神奈川県)
18日(日)9:00-10:10,10:30-11:40  宴会場階〈edo〉
プログラム協賛:瑞穂医科工業(株)
08 要約 1)橈骨尺骨骨折治療の要点を理解することで失敗のない骨折治療法全般の習得.
2)新デザインプレートのテスト結果と臨床成績.
3)新デザイン骨折整復器具の臨床応用と成績.
09 「米国における最新の高出力レーザートリートメント」
Ronald J. Riegel / The American Institute of Medical Laser Applications(USA)
18日(日)10:30-11:40  宴会場階〈鳳凰 中〉
プログラム協賛:飛鳥メディカル(株)
09 要約 Presently, laser therapy is being used worldwide. As of this writing, lasers and photobiotherapy equipment have become a routine procedure within the application of physiotherapeutic treatment regarding pain management, wound healing and as an anti-inflammatory mediator. However, despite the wide acceptance of this modality, there is a lack in the amount and quality of information on therapeutic lasers upon which veterinarians can apply to clinical situations.
10 「長管骨のプレーティング −物理学的強度と生物学的活性の両立をめざして−」
[アドバンス]

泉澤康晴 / 酪農学園大学
18日(日)13:30-14:40  宴会場階〈edo〉
11 「不安定型骨盤骨折 −腸骨体,寛骨臼骨折−」[アドバンス]
樋口雅仁 / 動物整形外科病院(大分県)
18日(日)15:20-16:30  宴会場階〈edo〉
プログラム協賛:(株)キリカン洋行
11 要約 不安定型骨盤骨折は,手術の順番を間違えないようにしないと,難しいものとなる.
手術をはじめる前に,充分トレーニングを積んでおくべきである.
PageTop

○再生医療

  「脊髄損傷に対する細胞治療の現状と展望」[アドバンス]
岸上義弘 / 岸上獣医科病院(大阪府)
18日(日)16:50-18:00  宴会場階〈edo〉
PageTop

○眼科学

01 「犬の緑内障診断と治療」
工藤荘六 / 工藤動物病院(東京都)
17日(土)9:00-10:10,10:30-11:40  アーケード階〈麗〉
01 要約 犬の緑内障は,眼圧上昇とこれに起因する一時的あるいは永久的な視神経障害により失明する眼疾患であり,発症の初期に診断し,的確な治療を施されなければ終生視覚回復することはない.緑内障の初期症状は様々な眼疾患と類似するため,眼圧測定をしなければ他の眼疾患と鑑別できない.緑内障治療は,視覚維持あるいは視覚回復が可能な眼にはあらゆる緑内障治療を試みるべきであり,視覚回復が得られないと判断されるものには,苦痛を取り除くことと,生涯にわたって続けなければならない治療を終えるための外科処置を選択すべきである.
02 「犬と猫の眼底疾患」[ナイトプログラム]
前原誠也 / 酪農学園大学
17日(土) 18:20-19:30,19:50-21:00  宴会場階〈翠鳳〉
02 要約 眼底検査は,眼球の中間透光体を通して眼球内面を観察し,網膜,脈絡膜,および視神経などの疾患を診断する検査である.また眼底検査は,眼球の疾患のみならず,全身性疾患を把握するためにも貴重な情報が得られることがある.眼底像を理解するためには,眼底の立体構造を理解することが不可欠である.眼底検査で観察される眼底像は,眼球内面から網膜,網膜色素上皮,脈絡膜,および強膜が重なったものである.一般的な眼底像を考えてみると,透明な網膜を通して,網膜色素上皮が観察される.また網膜色素上皮も一部に色素を欠くため,下層の脈絡膜に存在するタペタムが観察される.このように眼底の立体構造を理解することで,網膜の菲薄化によるタペタム領域の反射亢進や,原田病様疾患でみられる夕焼け状眼底などの理解が容易になる.本講演では,症例の眼底写真を供覧しながら,病変の評価方法について説明する.
03 「猫のぶどう膜炎と関連疾患」
余戸拓也 / 日本獣医生命科学大学
18日(日)9:00-10:10  アーケード階〈翔〉
03 要約 ぶどう膜炎は眼球の局所で生じている場合と,全身的な疾患から続発性に生じている場合がある.そのため,ぶどう膜炎を診断したときには,詳細な全身検査を行う必要が有る.原因疾患を診断した場合は,その原因疾患の治療に努める.しかし,ぶどう膜炎は特発性であることも多く,この場合は対症的な治療に甘んじることとなる.また猫のぶどう膜炎は難治性の肉芽腫性ぶどう膜炎であることが多く,コントロールに苦慮することが多い.
このレクチャーがぶどう膜炎に苦しむ猫を救うとともに,獣医師諸兄の明日からの診療の糧となれば望外の幸いである.
04 「犬のぶどう膜炎」
滝山直昭 / 日本大学
18日(日)15:20-16:30  宴会場階〈芙蓉 西〉
04 要約 ぶどう膜炎はぶどう膜(虹彩,毛様体,脈絡膜)に生じた炎症に対する総称であり,その原因や病態について特定のものを指す疾患名ではない.すなわち,ぶどう膜炎の原因と病態を理解し,個々の症例において把握することが,治療方針を計画するためには必須である.犬のぶどう膜炎の原因には感染,免疫の異常,代謝性疾患,血液疾患,物理的要因,腫瘍,角膜潰瘍,放射線,薬物,隣接する組織からの炎症の波及,などが挙げられる.
ぶどう膜炎では流涙,眼瞼痙攣,羞明,結膜充血や上強膜充血などの症状に加えて,角膜混濁,前房フレアー,セル,前房出血や前房蓄膿,前房内フィブリン析出,虹彩癒着,角膜後面沈着物,虹彩結節,縮瞳,虹彩色調の変化,膨隆虹彩,瞳孔偏位,低眼圧,隅角結節,隅角色素沈着,併発白内障,硝子体フレアー,タバコダスト,硝子体変性,網膜浮腫,網膜剥離,タペタム領域の反射異常,ノンタペタム領域の色素脱失,網脈絡膜瘢痕形成,視神経炎,続発緑内障,などがみられる.ぶどう膜炎以外の疾患でも認められる症状が多いため,類似の症状を呈する疾患を鑑別することが重要である.検査にはペンライトを用いた検査から涙液検査,角膜染色検査,眼圧検査,スリットランプ検査,眼底検査,超音波検査を含めた体系的な眼科学的検査が必要であり,加えて一般身体検査,血液検査,X線検査や超音波検査など全身の評価が必要である.
病原性微生物の感染の可能性が除外できるまで,ステロイドを用いた治療は避けるべきである.治療の基本は原因療法,対症療法,維持療法である.可能な限りぶどう膜炎の原因を探索し,その原因に対する治療を検討する.原因が特定できない場合は対症療法のみとなり,その治療効果が十分に得られない可能性について,獣医師と家族の理解が必要となる.ぶどう膜炎の治療効果が得られるものの,長期的な治療が必要な場合は維持療法を検討する.コストと副作用のリスクについて十分な理解が必要である.
PageTop

○歯科学

01 「破折歯の積極的な保存方法!歯冠修復と歯内治療の概要 −スキルアップとしての歯の保存方法−」
戸田 功 / とだ動物病院(東京都)
17日(土)13:30-14:40,15:00-16:10  宴会場階〈寿〉
[スーパーアドバンス]定員:30名
※当日8:00から受付にて整理券配布,定員にて締切り.
01 要約 損傷を受けた歯は,そのままにしておくと,さまざまなトラブルを起こす場合がある.例えば,根尖性歯周炎(いわゆる根尖膿瘍)を起こし,眼の下が腫れて排膿がみられたり,下顎の下縁から排膿がみられたりする.そのため,歯を抜かずに歯と周囲の組織をできるだけ保存したい.
破折,摩耗,咬耗などの損傷をうけた歯は,エクスプローラー,口腔内X線などで評価する.歯の損傷の程度に応じて,歯冠修復,歯内治療(歯髄覆罩,根管充填)などの処置が異なる.それらの処置方法の概要を示す.  病変を早期に見つけることがポイントである.
02 「猫の歯の吸収病巣」
藤田桂一 / フジタ動物病院(埼玉県)
18日(日)16:50-18:00  アーケード階〈翔〉
02 要約 猫の歯の吸収病巣は比較的多く認められているが,その原因は判明していない.タイプ1,タイプ2,およびタイプ3病巣に分類される.タイプ1は歯周炎など炎症に関連している可能性があり,タイプ2は咬合時の側方圧に関連して生じている可能性がある.タイプ3は1本の歯にタイプ1とタイプ2の両方の病巣が見られる.診断は,肉眼所見と探針による検査および口腔内X線検査を行う.治療は,タイプ1では歯根まですべて抜歯を行い,タイプ2では歯冠切除術が勧められている.
PageTop

○口腔外科学

  「口腔外科のコツ教えます! −舌損傷, 軟口蓋過長症, 口蓋裂−」
[アドバンス][ナイトプログラム]

中島尚志 / 下館動物病院(茨城県)
16日(金)20:40-21:50  アーケード階〈翔〉
PageTop

○皮膚病学

01 JBVP サテライトシンポジウム「東アジア獣医皮膚科フォーラム2011」
JBVP Satellite Symposium East Asian Veterinary Dermatology Forum 2011

コーディネーター:永田雅彦 / ASCどうぶつ皮膚病センター(東京都),石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
ゲストコメンテーター:Peter J. Ihrke / カリフォルニア大学デイビス校(USA),岩崎利郎 / 東京農工大学
記念講演 「犬のそう痒」永田雅彦 / ASCどうぶつ皮膚病センター(東京都)
演題:外用薬を用いた犬のアトピー性皮膚炎のコントロール(局所のヒドロコルチゾンアセポナートのスプレー剤の塗布)
発表:Cheol-Yong Hwang / Seoul National University(Korea)
演題:Canine pyoderma
発表:Tae-Ho Oh / Kyungpook National University(Korea)
演題:犬の皮膚型リンパ腫
発表:村山信雄/ASCどうぶつ皮膚病センター(東京都)
演題:再燃する寄生虫 −Sarcoptes sabies(ヒゼンダニ・疥癬)−
発表:Charles Chen / AVSRC(Taiwan)
演題:犬の脂漏性皮膚炎
発表:村山信雄/ASCどうぶつ皮膚病センター(東京都)
講演:「そう痒管理における よくある過誤」
Peter J. Ihrke / カリフォルニア大学デイビス校(USA)
16日(金)14:30-18:50  アーケード階〈翔〉  [同時通訳]
プログラム協賛:(株)キリカン洋行,ファイザー(株)
02 「治療にコルチコステロイドやシクロスポリンが必要な犬の皮膚疾患」[アドバンス]
岩崎利郎 / 東京農工大学
17日(土)10:30-11:40  宴会場階〈鳳凰 西〉
02 要約 コルチコステロイドおよび/あるいはシクロスポリンを必要とする代表的な皮膚疾患であるアトピー性皮膚炎,落葉状天疱瘡,無菌性結節性脂肪織炎,肉芽腫性脂腺炎の診断と治療について述べた.
03 「犬と猫の脱毛症の鑑別診断」
Peter J. Ihrke / カリフォルニア大学デイビス校(USA)
通訳:石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
17日(土)13:30-14:40/15:00-16:10  宴会場階〈鳳凰 西〉
04 「外部寄生虫による皮膚疾患」
柴田久美子 / DVMs どうぶつ医療センター横浜 二次診療センター,YOKOHAMA Dermatology for Animals(神奈川県)
17日(土)16:50-18:00  宴会場階〈鳳凰 西〉
04 要約 外部寄生虫による皮膚炎は,それぞれの寄生虫の生態や病態によって特徴的な臨床像を呈する.外部寄生虫性皮膚疾患の診断には,臨床像の理解と適切な皮膚一般検査による寄生虫の検出が必要である.本セッションでは,日常の診療で見逃したくない外部寄生虫としてノミ,ニキビダニ,蚊,ヒゼンダニをあげ,疾患の臨床像,診断,治療方法について解説する.
05 「ノミアレルギーの診断と治療 −Where are we in 2011−」
Peter J. Ihrke / カリフォルニア大学デイビス校(USA)
座長:岩崎利郎 / 東京農工大学
18日(日)12:00-13:10,13:30-14:40  アーケード階〈悠〉
プログラム協賛:日本イーライリリー(株)
[ランチョンセミナー] 定員:150名 ※事前申込み制
05 要約 ノミアレルギー性皮膚炎(FAD)は,世界中の小動物臨床の皮膚疾患の中では依然として最も多い症状であるにもかかわらず,いまだに過小診断されている.オーナーに診断結果を納得させることは,獣医師の最も重要な役割でもある.ノミは宿主に寄生後2-3分以内に吸血を始め,2分ごとに吸血を続ける.どんなノミ駆除剤を使用したとしても,ノミを吸血前に駆除することは不可能である.FADは,用量依存性アレルギーの1つである.丘疹・紅斑・鱗屑などの犬のFADの症状は,約半数の犬で体の尾側(後躯に起こる.一方,猫のFADの症状は“粟粒性皮膚炎”(小丘疹ができる)によく似ており,多くは首や尻や背や鼠径部で起こる.新しいノミ駆除剤は,ノミ駆除の能力が高まっており,FADのコントロールがより確実に出来るようになってきている.ノミ駆除剤の効果としては,スピードが速いことと効果が持続することが最も重要である.ノミ駆除剤を使用することは,犬猫の健康維持の為に必要な日常的実施事項の1つとすべきである.

Flea allergy dermatitis (F.A.D.) remains the most common skin disease in small animal practice on a global basis. It probably is the most common disease affecting any organ-system in the dog. Surprisingly, flea allergy is still underdiagnosed. Convincing the owner of the diagnosis may be your most important task. Fleas began feeding within 2 to 3 minutes and then keep feeding every 2 minutes. Fleas bite before any product kills them. Flea allergy is a complex dose-dependent allergy. The lesions of canine FAD include crusted papules, erythema, and excoriations predominantly localized to the caudal one-half of the dog. Feline flea allergy usually presents as ‘miliary dermatitis’ (small crusted papules) seen most commonly on the neck, rump, the rest of the dorsum, and the groin. Newer products have greatly increased our ability to kill fleas and control flea allergy. Speed of kill and residual activity are the most important attributes of the most effective flea killing products. Use of flea control products should be part of a general wellness plan for every dog and cat.
PageTop

○内科学

  「難治性内科症例の治療へのペディオコッカスプロバイオティクス製剤の応用」
コーディネーター:石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
J. J. Lin / フットカレッジ生物学科(USA),伊藤裕行 / ACプラザ苅谷動物病院 市川橋病院(千葉県),石原喜代司 / 渡辺動物病院(静岡県),笠次良宣 / かさなみ動物病院(埼玉県)
17日(土)12:00-13:10  宴会場階〈芙蓉 西〉
プログラム協賛:(有)ヘルスビジョン,共立製薬(株)
[ランチョンセミナー] 定員:100名 ※事前申込み制
01 要約 キムチやザワークラウト,ソーセージの発酵に利用される乳酸菌類のペディオコッカスを利用したプロバイオティクスは,食品としての歴史も長いことから安全性が高く,保存性がよく,しかも胃を生きたまま通過することがわかっている.入院症例での一般的な消化器障害(嘔吐,下痢,食欲不振)の予防に効果があり,さらに一般的な整腸作用を期待して,消化器徴候を発現している動物にも投与される.さらに,抗炎症サイトカインの産生亢進を期待して,抗炎症治療,免疫抑制治療と併用して使用することができる.また,慢性腎臓病の症例では,窒素血症の悪化防止,食欲の改善,体重減少の防止を期待して投与が可能である
PageTop

○内分泌学

01 「犬の甲状腺機能低下症の診断と治療」
竹内和義 / たけうち動物病院(神奈川県)
17日(土)13:30-14:40  宴会場階〈芙蓉 東〉
プログラム協賛:(株)インターベット
01 要約 犬の甲状腺機能低下症の診断において典型的な臨床症状や臨床病理学的異常を持つ犬を対象に甲状腺ホルモン検査を実施した場合,その診断精度は非常に高いが様々な病的,薬物的因子および抗甲状腺ホルモン抗体などに影響を受けやすいため,これらの要素を十分に考慮しながら診断を進めて行く必要がある.甲状腺機能低下症の診断が確定すると,治療の維持は他の内分泌疾患より簡単で,定期的なモニタリングと生活指導程度で維持コントロールが可能であり,しかも寿命を全う出来る可能性も高い.
02 「犬の甲状腺機能低下症の診断と治療のアップデート −動物用液状レボチロキシンNa製剤「レベンタ」の紹介と臨床への応用−」
座長:竹内和義 / たけうち動物病院(神奈川県)
パネリスト:松木直章 / 東京大学
森 昭博 / 日本獣医生命科学大学,Peter Kintzer / Idexx Laboratories Inc.,
家村龍司 / (株)インターベット
17日(土)15:00-16:10  宴会場階〈芙蓉 東〉
プログラム協賛:(株)インターベット
03 「上皮小体の疾患」
松木直章 / 東京大学
17日(土)16:50-18:00  アーケード階〈麗〉
03 要約 動物の血漿(細胞外液)のカルシウム濃度はおよそ9.0-10.5mg/dLの範囲であり,個体ごとには±0.1mg/dLの範囲で非常に厳密に保たれている.血漿カルシウムの調節を主として担うのは上皮小体から分泌されるパラソルモン(PTH)であり,上皮小体の腫瘍・過形成によりPTHが過剰分泌される上皮小体機能亢進症,上皮小体の萎縮・破壊によりPTHの分泌が不足する上皮小体機能低下症では,それぞれ軽度〜重篤な高カルシウム血症ならびに低カルシウム血症が生じる.本講演では,高カルシウム血症ならびに低カルシウム血症の鑑別診断に加え,上皮小体疾患の治療について概説する.
04 「クリニカルレクチャー」
演題:甲状腺機能亢進症と慢性腎臓病を併発し,診断と治療に苦慮している猫の1例
発表:吉村徳裕 / あいち動物病院(愛知県)
コメンテーター:渡邊俊文 / 麻布大学,松木直章 / 東京大学,竹内和義 / たけうち動物病院(神奈川県)
司会:藤井忠之 / 戸田動物病院(埼玉県)
18日(日)9:00-10:10  宴会場階〈芙蓉 西〉
04 要約 13歳齢の去勢猫が体重減少を主訴に来院した.血液検査および尿検査結果から甲状腺機能亢進症が認められ,同時に軽度の高窒素血症をともなう慢性腎臓病も示唆された. チアマゾールとベナゼプリルの投与を開始し,定期的な血液検査,尿検査などのモニターを開始した.一時,体重の増加は見られるようになったものの,T4 は7.0μg/dl 以上,BUN は常に40 mg/dlを超える数値で推移している.チアマゾールの増量も困難なまま経過観察中で,全身状態の改善や各検査結果の数値も有意な改善が見られていない.今後の管理について検討中である.
05 「犬と猫における内分泌学最新アップデート
−甲状腺機能低下症,甲状腺機能亢進症,アジソン病における診断と治療」

Peter Kintzer / Idexx Laboratories Inc.(USA)
座長:長谷川篤彦 / 東京大学 名誉教授
18日(日)13:30-15:00(甲状腺機能低下症),15:15-16:45(甲状腺機能亢進症),17:00-18:00(アジソン病)
宴会場階〈芙蓉 東〉
プログラム協賛:アイデックス ラボラトリーズ(株)
05 要約 Recent advances in canine and feline endocrinology will be discussed, highlighting those applicable to small animal clinical practice. Emphasis will be on the diagnosis and treatment of canine and feline thyroid disorders and canine Addison's disease.
犬と猫における内分泌学の最新アップデートおよび臨床現場における甲状腺疾患の診断と治療について
PageTop

○循環器病学

01 「やさしいしんでんず / ふせいみゃくのはなし 2011 −入門書にすら書かれていない基本事項から心腔拡大と代表的な不整脈の診断法まで−」
竹村直行 / 日本獣医生命科学大学
16日(金)14:40-15:50,16:10-17:20,17:40-18:50  アーケード階〈舞〉
01 要約 これまでこのセミナーは1年ごとに「基礎(心腔拡大の診断)編」と「代表的な不整脈の診断編」を繰り返してきました.今年は特に意味はありませんが,70分×3コマにこの2年分を合体させて,「基礎から不整脈」までを勉強します.このセミナーでは,筆者のこれまでの経験から初学者が心電図を学ぶ際に勘違いしやすい点,解りにくい点,そして心電図アレルギーになるきっかけになる点を考慮し,徹底的に解りやすさを追求します.皆様の心電図に対するイメージを「やっぱり難しいよぉ〜」から「そんなに難しくなさそう.俺(私)にでも解りそう」に変えることがこのセミナーの目的です.どうかこの抄録(とできれば参考文献2を数回読んで,集中力と気力を充実させて会場にいらして下さい.筆者も「もうこれ以上,解りやすく心電図のセミナーはできない」というつもりで,講演に臨みます.楽しくて,刺激的で,頭がスッキリする…そんな時間を過ごしましょう!!
02 「臨床例における抗不整脈治療」[アドバンス][ナイトプログラム]
藤井洋子 / 麻布大学
16日(金)20:40-21:50  アーケード階〈舞〉
02 要約 不整脈が認められたら,背景疾患及び治療の適応を判断する必要がある.急性治療では血行動態の立て直しがゴールとなり,慢性治療ではそれに加えてQOLの向上と予後の改善がゴールとなる.本レクチャーでは特に頻脈性不整脈の治療に焦点を当て,症例を挙げて解説する.
03 泌尿/循環器病学に移動しました.
04 「心肺から出る心配な音 Dry Labo 2011 −3. 呼吸音の名称・分類・発生機序・臨床的意義」
竹村直行 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)16:50-18:00  宴会場階〈翠鳳〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株)
04 要約 本講演では,演者が診察中に様々な症例から録音した様々な音を聴いて頂き,さらに参加者にご質問しながら,聴診に関する技術や知識を整理する予定である.今回は呼吸音を実際に聞きながら,それぞれの音の発生機序および病態生理学的意義を要約する.
05 「猫の心筋症の診断」
上地正実 / 日本大学
18日(日)13:30-14:40  アーケード階〈翔〉
05 要約 猫の心筋症は,拡張型心筋症,肥大型心筋症,拘束型心筋症の発症が認められる.猫の心筋症は早期の診断は難しいことが多く,臨床徴候が発現した時点で心臓病は重度に進行している場合が多い.心筋症の診断は,病歴,臨床徴候,身体検査を基本とし,血圧,心電図,X線および心エコー検査に基づいて鑑別診断を行うことが基本である.最近では血液中のバイオマーカーの測定が画像診断に有用であるかもしれない.
06 「心疾患の診断と治療 −基本にたちかえろう−」
上地正実 / 日本大学
18日(日)15:20-16:30  アーケード階〈悠〉
プログラム協賛:DSファーマアニマルヘルス(株)
06 要約 犬の心臓病の胸部X線,超音波診断のポイントと基本的な薬の使い方を犬の弁膜症のガイドラインに沿って解説する.
PageTop

○呼吸器病学

01 「犬の喉頭麻痺」
Alan Schulman / The Animal Medical Center of Southern California(USA)
通訳:小宮山典寛 / 日本ベェツグループ(東京都)
17日(土)13:30-14:40  アーケード階〈悠〉
共同企画:クリティカル&マネジメント研究会
02 「内視鏡を用いた犬猫の気管疾患へのアプローチ」
城下幸仁 / 相模が丘動物病院(神奈川県)
17日(土)15:00-16:10  アーケード階〈翔〉
プログラム協賛:(株)AVS
02 要約 気管虚脱,気管腫瘍,気管内異物,気管狭窄などの犬猫の気管疾患に対し内視鏡の有効利用について概説した.気管支鏡は診断と処置を同時に迅速かつ低侵襲に実施できる.
03 「下部呼吸器疾患の診断と治療」[ナイトプログラム]
山谷吉樹 / 日本大学
17日(土)18:20-19:30,19:50-21:00  アーケード階〈翔〉
03 要約 犬・猫の下部呼吸器(気管・気管支〜肺)疾患における最初の臨床徴候は,原因がどのようなものであろうとも主体は咳である.そして病気が進行すると食欲不振など全身症状そして呼吸困難を呈するようになる.犬・猫の下部呼吸器疾患を大別すると@炎症性疾患,A感染性疾患,B形態・機能異常,C腫瘍性疾患に分類できる.このセミナーではこれらからいくつかの病気を取り上げて,その診断と治療について最近の話題を加えて概説する.
PageTop

○呼吸/循環器病学

  「クリニカルレクチャー」
演題:リンパ腫化学療法後に肺水腫を呈した僧帽弁閉鎖不全症の犬の1例
発表:石川直樹 / 山浮ヌうぶつ病院(埼玉県)
コメンテーター:藤田道郎 / 日本獣医生命科学大学,山谷吉樹 / 日本大学
司会:保坂 敏 / ほさか動物病院(神奈川県)
17日(土)16:50-18:00  アーケード階〈翔〉
01 要約 7歳齢のノーフォーク・テリアが咳および鼻出血を主訴に来院した.身体検査にて体表リンパ節の腫大およびLevineU/Yの収縮期雑音を認めた.臨床検査より僧帽弁閉鎖不全症(MR)および低〜中分化の多中心型リンパ腫(WHO分類ステージXサブステージb)と診断し,ウィスコンシン大学UW25プロトコールを行った.化学療法終了後は完全寛解(CR)が得られていたが,第16回目のドキソルビシン投与後から発作や失神などの症状が頻回に見られるようになり,プロトコール終了後35日間で亡くなった.
胸部X線検査では肺胞パターンや間質パターンを示し,肺水腫の所見が得られたが,心原性肺水腫とリンパ腫の肺浸潤の可能性が考えられ,診断および治療に大変苦慮した症例であった.
PageTop

○消化器病学

01 「胆のう粘液嚢腫と診断したら,どうします? 私ならこうしています.」
[アドバンス]

鳥巣至道 / 宮崎大学
17日(土)10:30-11:40  アーケード階〈翔〉 〉
01 要約 胆嚢粘液嚢腫は,超音波診断装置の普及と画像の解像度の向上によって,診断率が上昇している疾患の1つである.診断も超音波の画像診断によることが多く,確定診断の方法も確立していない.しかもどのタイミングで手術を行えばよいかのコンセンサスも得られていないのが現状である.したがって本講演では,各種検査所見から閉塞性黄疸を示した胆嚢粘液嚢腫,肝障害あるいは臨床症状が認められる胆嚢粘液嚢腫,無症候性の粘液嚢腫の3つの状況に対して,筆者が現在行っている治療方針を解説する.
02 「内視鏡診断と治療(基礎から応用へ)」
渡邊俊文 / 麻布大学
17日(土)13:30-14:40  アーケード階〈翔〉
プログラム協賛:(株)AVS
02 要約 小動物臨床において内視鏡が普及し始めて約10年になる.この10年で小動物臨床においても異物除去以外の目的で内視鏡が活用されるようになった.そこで今回もう一度基本的な内視鏡の操作,見方を簡単に復習し,さらに診断の信頼性を高めるための応用法について解説する.
03 「蛋白漏出性腸症」[ナイトプログラム]
中島 亘 / 東京大学
17日(土)18:20-19:30,19:50-21:00  宴会場階〈鳳凰 中〉
プログラム協賛:共立製薬(株)
03 要約 PLEとは,何らかの基礎疾患により血漿蛋白やリンパ液が腸粘膜から腸管腔に漏出する病態である.腸管腔に漏出する蛋白量が腸での再吸収や肝臓における蛋白合成能を超えた場合,低蛋白血症が引き起こされる.消化管粘膜においてリンパ液還流障害,粘膜上皮障害,血管の透過性亢進,および出血を起こす疾患であれば何でもPLEの基礎疾患となりえるが,一般に中〜重度の低蛋白血症(ALB<2.0g/dl)になりやすいのは腸リンパ管拡張症,炎症性腸疾患(IBD),消化管型リンパ腫である.他にPLEの基礎疾患となりうるものとして消化管内の寄生虫,腸重積,消化管潰瘍などが挙げられる.理由は不明だがPLEは猫ではほとんどおこらない.
PLEは重度の消化管疾患によっておこることが多いため,出来るだけ早期に基礎疾患を診断し治療を行うことが重要である.
04 「徹底攻略:消化器型リンパ腫とIBDの鑑別に挑戦
消化器疾患に対する超音波検査法と内視鏡検査および生検法(総論含む)」

亘 敏広 / 日本大学
18日(日)9:00-10:10  アーケード階〈麗〉
04 要約 下痢や嘔吐という症状は非常に多く来院するためその病態をきちんと把握し,診断をすることが重要である.また糞便検査,血液検査とともに超音波検査などの画像診断を行い全身評価を行って,必要に応じて内視鏡検査を実施する.内視鏡検査は可能な限り良質な画像を描出し診断精度の高い検査とするとともに,診断に結びつくような適切な生検を行わないとその価値を上げることはできない.
05 「徹底攻略:消化器型リンパ腫とIBDの鑑別に挑戦
慢性腸症の診断と治療:IBDという診断でいいのか?」

大野耕一 / 東京大学
18日(日)10:30-11:40  アーケード階〈麗〉
プログラム協賛:共立製薬(株)
05 要約 犬と猫の慢性腸症には食事反応性腸症(FRE),抗菌薬反応性腸症(ARE),炎症性腸疾患(IBD)の主に3つがある.慢性腸症の診断は系統的な消化器疾患の診断アプローチによって他の疾患を除外することで行われ,FRE,AREは治療(食事療法と抗菌薬)反応性によって判断される.その上でIBDが疑診される場合には組織診断を行うこととなるが,低悪性度リンパ腫との鑑別については必ずしも容易ではない.IBDの治療の基本はステロイドを中心とした免疫抑制治療であるが,ステロイド抵抗性のIBDではリンパ腫を常に考慮する必要がある.
06 「新しい犬用制吐剤としてのマロピタントの作用機序について」
浅井史敏 / 麻布大学
18日(日)12:00-13:10  宴会場階〈鳳凰 中〉
プログラム協賛:ファイザー(株)
[ランチョンセミナー] 定員:150名 ※事前申込み制
07 「徹底攻略:消化器型リンパ腫とIBDの鑑別に挑戦
猫の消化器型リンパ腫の診断,治療」

石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
18日(日)13:30-14:40  アーケード階〈麗〉
07 要約 体重減少と慢性の消化器徴候を主訴に来院した猫ではすべて,消化器型リンパ腫を含む鑑別診断を検討する必要がある.現在では猫のFeLV感染症は減少傾向にあり,前縦隔型リンパ腫の発生も以前ほどみなくなり,猫では消化器型リンパ腫を多く経験するようになっている.さらに,来院する猫の中で老齢のものが多くを占めるようになったこともこのことに関係するかも知れない.ほとんどが老齢のFeLV陰性猫でみられる猫の消化器型リンパ腫には,大きく分けて2つのタイプが存在する.それらは高グレードタイプと低グレードタイプであり, そしてもう1つの分類として,LGLリンパ腫と非LGLという分類も重要である.LGLリンパ腫の中にも高グレードタイプと低グレードタイプと思われるものが存在するが,一般に挙動は悪く,したがって非LGLリンパ腫の高グレード,低グレード,そしてLGLリンパ腫といった3分類が臨床的には現実的かもしれない.診断はFNA材料の細胞診を利用して,非LGLリンパ腫の高グレードタイプとLGLリンパ腫では簡単に行えるが,非LGLリンパ腫の低グレードタイプでは細胞診と病理組織学的検査を併用しても診断はかなり難しい.高グレードタイプの一般的な治療としては,腸管にマス形成があればそれを切除し,さらに多剤併用化学療法を行うことで,比較的良好な反応とやや長い生存期間を達成できる.低グレードタイプリンパ腫は,プレドニゾロンとクロラムブシルを使用した化学療法で長期の生存が得られる.それに対して,LGLリンパ腫の治療は難しく,長期の生存はまれにしかみられない.
08 「徹底攻略:消化器型リンパ腫とIBDの鑑別に挑戦
消化器の病理診断 −リンパ腫の鑑別を中心に−」

山上哲史 / マルピー・ライフテック(株)
18日(日)15:20-16:30  アーケード階〈麗〉
08 要約 犬と猫の消化管に発生する腫瘍は,上皮性腫瘍,間葉系腫瘍,血液造血器系腫瘍(円形細胞腫瘍),神経内分泌腫瘍に大別される.その中では,リンパ腫と腺癌の発生率が高いとされている.しかし,種々の消化器症状を呈する動物に対して内視鏡生検を実施しても,組織量の問題や病変の形成部位などの制限によって確定診断に至らない場合も多い.また組織学的には,慢性的な炎症性腸疾患と高分化型リンパ腫の鑑別に苦慮する場合もある.臨床的には,好発腫瘍の知識と種々の臨床病理学的検査に加えて,X線やCT検査,超音波検査などの種々の画像診断法によって,病変の形成部位や組織学的な位置の目安をつけ,適切な生検方法を選択することが望まれる.採取された検査材料が少ない場合,病変自体が採取されていない可能性や確定診断が下せない可能性を常に考慮する必要がある.
09 「徹底攻略:消化器型リンパ腫とIBDの鑑別に挑戦
消化器型リンパ腫を臨床例から考える」

演題:慢性消化器徴候を示し内視鏡生検で診断された猫の高分化型リンパ腫の1例
発表:今井理衣 / 赤坂動物病院(東京都)
コメンテーター:亘 敏広 / 日本大学,大野耕一 / 東京大学,山上哲史 / マルピー・ライフテック(株),石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
司会:井関敦公 / いせき動物病院(北海道)
18日(日)16:50-18:00  アーケード階〈麗〉
09 要約 高齢のFIV・FeLV陰性の猫が慢性消化器徴候を示し来院した.慢性膵炎と胆管肝炎を疑い内科治療にて反応がみられたが,再発を繰り返した.主に嘔吐による症状の悪化がみられ,ヒストリーと治療反応から炎症性腸疾患や高分化型リンパ腫の鑑別のために,内視鏡検査を行った.術前の超音波検査では消化管の層構造の異常や腸間膜リンパ節の腫大が見られていなかった.内視鏡検査では肉眼所見による異常はみられず,病理組織検査では高分化型リンパ腫T細胞型と診断された.LPプロトコールによる治療開始後からは嘔吐等の症状の再発はみられず,良好に維持している.画像上の異常がみられなかったことから,モニターは症状の有無で行い,同時に血液検査と超音波検査を行っている.
PageTop

○泌尿器病学

  01・02 は 泌尿/循環器病学に移動しました.
03 「犬の膀胱腫瘍の診断(V-BTAの有用性と臨床応用)」
渡邊俊文 / 麻布大学
18日(日)12:00-13:10  宴会場階〈edo〉
プログラム協賛:(株)モノリス
[ランチョンセミナー] 定員:70名 ※事前申込み制
03 要約 犬の移行上皮癌の際に腫瘍から分泌される酵素により基底膜構成要素を分解し生成される腫瘍性グリコプロテインを検知する移行上皮癌診断検査:V-BTA(the veterinary bladder tumor antigen test)の有用性について検討,また実際の臨床の場において,このV-BTA試験を他の画像検査と併用することによって,さらに診断効率が高まることを報告する.
04 「いちから始める猫の尿石症の診断と治療」
星 史雄 / 北里大学
18日(日)13:30-14:40  宴会場階〈芙蓉 西〉
プログラム協賛:(株)インターベット
04 要約 日常診療において頻繁に遭遇する泌尿器疾患であるが,泌尿器疾患の臨床徴候はどれも非常に類似しており,その診断には詳細な検査を必要とする.そこで,今回は尿石症にターゲットを絞り,検査方法を含め正しい検査の基本に立ち返ると共に,その治療法・管理法を概説する.
PageTop

○泌尿/循環器病学

01 「こちらCKD/MR研究室2011 腎臓病を合併した心不全動物の管理」
竹村直行 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)9:00-10:10  宴会場階〈芙蓉 西〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株),メリアル・ジャパン(株)
01 要約 心臓病の動物は腎機能障害を合併することが非常に多い.日頃から,的確な検査を実施し,早期段階でこれらの異常を検出するべきである.腎臓病管理のカギは食事療法である.うっ血症状の治療に用いられる利尿剤は,腎機能を低下させることが多い.ピモベンダン,アムロジピン,ヒドララジンなどの追加投与により,利尿剤の常用が不要になる症例は少なくない.利尿剤を常用している症例では,特に十分な飲水が不可欠である.
02 「こちらCKD/MR研究室2011 急性心不全の治療」
藤井洋子 / 麻布大学
17日(土)10:30-11:40  宴会場階〈芙蓉 西〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株),メリアル・ジャパン(株)
02 要約 心原性肺水腫の診断は,身体検査によりおおよそ判断し必要に応じて臨床検査を実施する.治療は前負荷除去をまず第1選択とし,必要に応じて後負荷除去,強心治療を実施する.治療効果,予後判定には心肺系の反応のみならず,電解質,血圧,腎パネルのモニターも必要である.
03 「こちらCKD/MR研究室2011 急性腎不全の輸液療法」
織間博光 / 日本獣医生命科学大学 名誉教授
17日(土)13:30-14:40  宴会場階〈芙蓉 西〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株),メリアル・ジャパン(株)
03 要約 急性腎不全の輸液の目的は,いかにして早く尿産生を再開させるかにある.この目的のために最も重要なことは,原因の除去と循環血液量の回復である.急速に循環血液量を回復させるための輸液剤は乳酸リンゲル液などの等張輸液剤である.尿産生が再開し,多尿期に入った場合の輸液のポイントは,失われていくものを補充することである.
04 「こちらCKD/MR研究室2011 膀胱カテーテル挿入法」
戸田典子 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)15:00-16:10  宴会場階〈芙蓉 西〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株),メリアル・ジャパン(株)
04 要約 尿量モニターが非常に重要な意味を持つ疾患は多数存在する.その中でも僧帽弁閉鎖不全に関連した肺水腫や急性腎不全,あるいは慢性腎不全などの患者では特に尿量は重要な意味を持つ.しかし,雌の動物では尿道カテーテル挿入にとまどいを感じている先生方も多いと思われる.そこで,尿道カテーテル挿入法とそのコツについて要約する.
PageTop

○クリティカルケア

  「急性呼吸困難の動物に対するエマージェンシーケア」[アドバンス]
岡野昇三 / 北里大学
18日(日)13:30-14:40  宴会場階〈鳳凰 中〉
01 要約 呼吸は,生命を維持するために最も大切な機能の1つである.そのため,呼吸困難を呈している動物に遭遇した場合には,適切な対応が必要である.呼吸困難の原因には,気道閉塞,肺実質の疾患,胸腔内の何らかの異常,神経筋疾患などがあり,必要な診断や治療法など対応が異なる.そこで,急性呼吸困難に対する対処法の基本的な考え方を実例を紹介しながら解説する.
PageTop

○麻酔疼痛管理

  「猫の疼痛管理 −何とも(ニャンとも)難しい猫の痛みについて考える−」
佐野忠士 / 日本大学
18日(日)10:30-11:40  アーケード階〈翔〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株)
01 要約 「猫は小さな犬ではない」という認識は比較的広く浸透してきている.これは猫という動物の食性や行動など,の動物種としての生体的な特徴から,生体の持つ臓器機能の特徴から,また家族が自分と生活する動物への対応の様式からと多角的な面から「犬とは異なる」と認識されてきているからであろう.またこの「犬とは異なる」ということは「犬とは異なり管理が難しい」ということを意味し,簡単でない犬の痛みに,さらに輪をかけた難しい痛み管理が求められる.しかしながら「痛み」の感覚は全ての動物で共通であり同様の機序をたどることは間違いないため,猫において注目すべき,注意すべき点をしっかりと理解し管理を心掛ければ,何とも難しい猫の痛みの管理も,対応可能なレベルまで達成できると期待される.
PageTop

○血液学

01 「あなたはどうしますか? −脾腫から疑われる疾患とその対応−」[アドバンス]
久末正晴 / 麻布大学
17日(土)9:00-10:10  アーケード階〈翔〉
01 要約 脾臓腫大(脾腫)は,日常の診療の中でしばしば遭遇する臨床徴候である.以前は,なかなかアプローチし難い臓器であったが,近年の臨床病理学の充実,画像診断法の向上や分子生物学的手法が取り入れられてきたこともあり,次第に鑑別診断方法も整理されてきている.さらに,治療抵抗性の免疫介在性血液疾患における脾臓摘出の有効性も検討されはじめてきている.本講演では,脾腫のアプローチ,脾腫の鑑別診断および脾臓摘出の適応について解説する.
02 「クリニカルレクチャー」
演題:犬の免疫介在性溶血性貧血 −繰り返す再発と副作用に苦慮したケース−
発表:山下時明 / 真駒内どうぶつ病院(北海道)
コメンテーター:辻本 元 / 東京大学,亘 敏広 / 日本大学,下田哲也 / 山陽動物医療センター(岡山県)
司会:大和田兼一 / ヤマト動物病院(静岡県)
18日(日)10:30-11:40  宴会場階〈芙蓉 西〉
02 要約 本例は,再発性の免疫介在性溶血性貧血(IMHA)に罹患した犬であり,初発は4歳齢,IMHA を4回発症し(初発から1年4カ月の間に4回発症),免疫抑制療法の長期継続を要する状況となった.治療による副作用の問題では,角膜潰瘍,医原性クッシング,胃潰瘍による重度消化管出血,など様々な問題を経験した.副作用の問題により,継続投与として3年経過時点(初発から4年4カ月)で治療継続不可能となったが,免疫抑制療法長期継続の結果として,IMHAの再発が認められなくなり,継続治療終了後4年5カ月(初発から8年9カ月)経過している(現在13歳齢).
PageTop

○臨床病理学

01 「顕微鏡レクチャー:細胞形態観察から診断にせまるU」
下田哲也 / 山陽動物医療センター(岡山県)
17日(土)13:30-14:40  アーケード階〈麗〉
機材協力:(株)AVS
02 「顕微鏡レクチャー:細胞形態観察から診断にせまるU」[アドバンス]
下田哲也 / 山陽動物医療センター(岡山県)
17日(土)15:00-16:10  アーケード階〈麗〉
機材協力:(株)AVS
01.02 要約 血液および血液化学検査所見において異常が認められた場合,血液や骨髄,さらに組織生検による細胞診が確定診断につながることはしばしば経験する.
PageTop

○病理学

  「泌尿器系の病理学」
賀川由美子 / 病理組織検査 ノースラボ(北海道)
18日(日)16:50-18:00  宴会場階〈芙蓉 西〉
01 要約 腎臓,膀胱の疾患について紹介する.
PageTop

○薬理学

01 「抗不整脈薬の薬理学」[ナイトプログラム]
折戸謙介 / 麻布大学
16日(金)19:10-20:20  アーケード階〈舞〉
01 要約 洞結節で生じた電気的活動は,心房,洞房結節,ヒス束への伝わり,プルキンエ線維から心室筋に至る.この時に生じる興奮には,特定のチャネルを介したNa+流入やK+流出,Ca2+の流入が関与している.不整脈は,心筋虚血や刺激伝導系の異常などにより心筋内の刺激伝導に異常を来した時に生じる.人の臨床研究で不整脈を呈する患者は生存率が低いことが明らかとなった.そのため,抗不整脈薬により生存率を上げることができると思われたが,実際は死亡率を上げてしまった.従って,不整脈に対して単にその数を減少させるような目的で治療は行わず,QOLが低下したり心筋症などで不整脈による突然死の可能性があったりする場合に行われている.
本プログラムでは,正常心における刺激伝導と不整脈の病態生理について概説する.次に,各抗不整脈薬のプロファイルと獣医臨床におけるエビデンスについて紹介する.
02 「皮膚科領域でのステロイド,免疫抑制剤のエビデンス」
折戸謙介 / 麻布大学
17日(土)9:00-10:10  宴会場階〈鳳凰 西〉
02 要約 合成ステロイドは,皮膚科領域で特にアトピー性皮膚炎に対する治療薬として多く用いられている.本プログラムでは,はじめに副腎皮質ホルモンの調節機構と作用について概説し,次に合成ステロイドの特徴とアトピー性皮膚炎に対する作用についてエビデンスを紹介する.免疫抑制剤であるシクロスポリンもアトピー性皮膚炎に有用な薬物である.その作用機序について解説するとともに,用法やその結果に関するエビデンスを紹介する.また薬物相互作用に可能性についても最新の知見を含めて紹介する.
PageTop

○感染症学

01 「犬と猫のパルボウイルス感染症」
相馬武久 / マルピー・ライフテック(株)
17日(土)12:00-13:10  宴会場階〈鳳凰 中〉
プログラム協賛:DSファーマアニマルヘルス(株)
[ランチョンセミナー] 定員:100名 ※事前申込み制
02 「猫伝染性腹膜炎(FIP)の診断・治療」
石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
18日(日)15:20-16:30  アーケード階〈翔〉
プログラム協賛:共立製薬(株)
02 要約 猫伝染性腹膜炎(FIP)は単純なウイルス感染症ではなく,宿主の免疫異常を背景とした免疫疾患である.低病原性猫コロナウイルス(FCoV)は猫間で水平伝播するが,これはFIPを引き起こすことはなく,猫の体内で突然変異を起こしたウイルスが発病の原因となる.突然変異ウイルスの発生を許すかどうかには,猫側の免疫の状態も重要で,猫のストレス,他のウイルス感染の合併が,突然変異ウイルスの発生につながる可能性がある.その後引き起こされる免疫異常の型により,液性免疫優位の滲出型(ウェットタイプ)と細胞性免疫異常を主体とする非滲出型(ドライタイプ)がある.診断には複数の検査異常を検討する必要があり,臨床現場における検査では,単一の検査で診断的なものはない.しかしながら,貯留液や血液中でのPCR法によるコロナウイルスRNAの検出は比較的特異性が高い検査である.有効性が非常に高い治療法は発見されておらず,様々な抗炎症療法,免疫抑制療法を併用するが,あるものでは反応がみられ,あるものでは反応がまったくみられず,何が寛解に必要な因子であるかはわかっていない.
PageTop

○エキゾチックアニマル医療

01 「うさぎの泌尿器系疾患 −膀胱炎・尿路結石・腎不全の検査から輸液療法まで−」
霍野晋吉 / Exotic Pet Clinic(神奈川県)
18日(日)9:00-10:10  宴会場階〈芙蓉 東〉
01 要約 うさぎは尿からのカルシウム排泄が多く,さらに有色尿という特徴的がある.したがって,尿試験紙検査での評価や尿沈渣でのカルシウム結晶成分は,検査精度を低くする.また,X線検査では膀胱陰影が不透過性像として写り,超音波検査では尿成分が高エコー象で確認される.膀胱炎や尿路結石などの泌尿器疾患の発生には尿中のカルシウムが深く関与し,これらの疾病の治療・予防では全身のカルシウム代謝を考慮しなければならない.一方,うさぎの腎不全は感染性および非感染性の多様な病態がみられ,検査は犬や猫と同様で,治療の中心は輸液療法である.しかし,うさぎにおける輸液剤の選択や投与量についての詳細な定義がない.本講演では,うさぎの泌尿器の解剖・生理から,画像診断および輸液療法についての解説を行う.
02 「うさぎの呼吸器・循環器疾患 −呼吸困難なうさぎへの対応−」
霍野晋吉 / Exotic Pet Clinic(神奈川県)
18日(日)10:30-11:40  宴会場階〈芙蓉 東〉
02 要約 うさぎの呼吸器疾患・循環器疾患の画像診断は,多くの身体的理由のために,精度が低くなる.X線検査において,うさぎは胸腔と心臓は小さいく,そして遺残した胸腺のために読影できる肺野の領域も狭い.さらに,うさぎの心拍数は多いため,呼吸に異常が認められると,呼吸のぶれのために適格なX線検査が撮影できない.超音波検査においては,肋間が狭くプローブを当てにくい,過大な心拍数は心臓構造や血流の評価を難しくする.
うさぎの肺炎と心不全は,呼吸器疾患と循環器疾患の代表的な疾患である.しかし,両者とも不顕性に経過することが多く,異常な症状が見られた時には,かなり進行している,あるいは重篤であることが多い.検査すること自体が過大なストレスにもなり,治療も功を奏さないことが多いという矛盾が生じる.
これらの呼吸器疾患・循環器の初期症状は呼吸パターンで鑑別される.うさぎは日頃から上唇をピクピクさせ,鼻呼吸が優位な動物であるが,僅かな鼻腔拡大や鼻汁,呼吸促迫などの呼吸様式などから評価する.これらの呼吸様式を動画で紹介し,スナッフル,肺炎や肺の腫瘍,胸腺腫,心不全などの疾患についての診断を中心に解説する.
PageTop

○行動学

01 「臨床獣医師が行動学と訓練について知っておくべきこと」
Ian Dunbar / 獣医師,動物行動学博士,ドッグトレーナー(USA)
通訳:直井昌之 / 直井動物病院(埼玉県)
17日(土) 9:00-10:10,10:30-11:40  アーケード階〈悠〉
02 「ビデオでみる犬の行動学」
入交眞巳 / 北里大学
18日(日)9:00-10:10  アーケード階〈悠〉
02 要約 近年の動物行動学の研究において,犬が問題行動を起こしている際,それは飼い主である家族と犬の関係がきちんとした「主従関係」ではないから,という説は間違いであることが多い.犬と人の関係は決して「上下関係」や「主従関係」ではなく,お互いコミュニケーションをしていく「親子関係」と考えた方が分かりやすい.
PageTop

○インフォームド コンセント

  「インフォームド・コンセント談話会
2011 −心臓弁膜症および慢性腎臓病の治療ガイドラインを中心に−」

竹村直行 / 日本獣医生命科学大学
18日(日)10:30-11:40  アーケード階〈悠〉
プログラム協賛:DSファーマアニマルヘルス(株)
01 要約 慢性心臓病および慢性腎臓病は今後も小動物の死因として重要な存在であり続けると思われる.この2種の疾患に対する診断および治療に関する推奨(ガイドライン)が提示されており,これらは我々にとって診断・治療戦略の策定に大いに参考になるばかりでなく,インフォームド・コンセントにも資する点が少なくないと思われる.
PageTop

○経営学

01 「『動物病院経営実践マニュアルVOL2』著者 藤原慎一郎氏が語る,スタッフがイキイキ働くための動物病院チームマネージメント術」
藤原慎一郎 / (株)サスティナコンサルティング
17日(土)12:00-13:10  宴会場階〈edo〉
プログラム協賛:アクサ損害保険(株)
[ランチョンセミナー] 定員:80名 ※事前申込み制
01 要約 動物病院経営において,重要な「チーム力アップ」をテーマとした内容です.病院として,ミスなくきっちりと行動するための側面とイキイキ働くというモチベーションアップの側面から要点を解説します.経営のマーケティングとマネジメントのうち,マネジメントに焦点を絞った実践的経営セミナーです.
02 「院長のハッピーリタイア&獣医師のハッピースタート −23年5月出版の書籍の内容を著者から解説する−」
西川芳彦 / (株)メディカルプラザ
18日(日)16:50-18:00  アーケード階〈悠〉
プログラム協賛:(株)メディカルプラザ
02 要約 日本においても米国で広く普及している動物病院の第三者事業承継は十分に可能であり,これが実現すると動物病院の廃業数の減少と新規開業数の減少が実現できる(図9).動物病院をより有利な条件で譲るためには,早くからの準備が必要で手間もかかるので,専門家の支援を得る方法がある.第三者事業承継のメリットは大きい半面,デメリットは少なく,様々なリスクも対処方法がある.譲渡価格の算定方法と承継の手順に一応の目安はあるが,ケースバイケースでかなりの幅があるため,プラニングには時間がかかる.若い獣医師が臨床家として成功するためには20代で楽をすることなど意外な落とし穴があり,注意する必要がある.

 

PageTop

○猫医学

01 「猫のぶどう膜炎と関連疾患」
余戸拓也 / 日本獣医生命科学大学
18日(日)9:00-10:10  アーケード階〈翔〉
02 「猫の疼痛管理 −何とも(ニャンとも)難しい猫の痛みについて考える−」
佐野忠士 / 日本大学
18日(日)10:30-11:40  アーケード階〈翔〉
プログラム協賛:ノバルティス アニマルヘルス(株)
03 「猫の心筋症の診断」
上地正実 / 日本大学
18日(日)13:30-14:40  アーケード階〈翔〉
04 「猫伝染性腹膜炎(FIP)の診断・治療」
石田卓夫 / JBVP会長,赤坂動物病院(東京都)
18日(日)15:20-16:30  アーケード階〈翔〉
プログラム協賛:共立製薬(株)
05 「猫の歯の吸収病巣」
藤田桂一 / フジタ動物病院(埼玉県)
18日(日)16:50-18:00  アーケード階〈翔〉
PageTop

─

■VTプログラム   VT(動物看護士)を対象としたプログラム (獣医師,学生もご参加いただけます)

01
薬理
「心臓病薬の効くしくみ」
折戸謙介 / 麻布大学
16日(金)14:30-15:40  アーケード階〈麗〉
01 要約 心臓病は,動物病院への来院理由の上位を占める疾患である.大学病院を含む大きな病院では,カテーテルを用いて心臓の弁や狭搾した血管を広げる治療や,開胸し心臓を切開して外科的に心臓の弁を構築することにより心臓の負担を軽減させる手術が行われている.しかし,このような治療ができる施設は限られている.また軽度の心臓病では,動物に大きな負担をかけるような手術が適切でない場合も多い.そこで,心臓への負荷や身体への負担を軽減する薬物が用いられている.しかし,心臓病といってもさまざまな原因があり,病状もさまざまである.そのため薬物治療方法も病状により,あるいは治療目的により異なる場合がある.本プログラムでは,はじめに心臓病が引き起こされる原因やその経過について病態生理学的な面から概説し,次に心臓病で使用される薬物の効くしくみとその効果について詳しく説明する.
02
繁殖
「犬の繁殖学 −妊娠から分娩まで−」
堀 達也 / 日本獣医生命科学大学
16日(金)16:00-17:10  アーケード階〈麗〉
02 要約 交配・妊娠・分娩・授乳(育児)という一連の過程においては,何らかのトラブルが起こることがあるかもしれない.すべての過程を無事に終わらせるためには,看護師としてクライアントへの適切なアドバイスが必要である.これは,クライアントの不安を取り除くためにも役に立つ.そのために,犬の妊娠〜授乳までの基本的な知識の取得が必要である.そこで,今回は犬の妊娠診断法および妊娠期間などの妊娠に関する基本的な知識と,妊娠中における異常な状況および注意点,正常分娩および難産を含む異常分娩やその対処法を中心に解説する.
03
臨床病理
「糞便検査,尿検査」
平田雅彦 / アイデックス ラボラトリーズ(株)
16日(金)17:30-18:40  アーケード階〈麗〉
04
外科
「小動物の包帯法 −包帯類・医療用テープの使い方−」
[アドバンス][ナイトプログラム]

山本剛和 / 動物病院エル・ファーロ(東京都)
16日(金)19:00-20:10  アーケード階〈麗〉
04 要約 動物病院ではテープやバンデージを含めた包帯類が様々な場面で頻繁に使用される.しかしながら小動物に対する「包帯法」に関して詳しく説明された成書や文献はあまり多くはなく,大抵の場合は,職場の先輩看護師や獣医師から“やり方”を教わり,あるいは見様見真似で“何となく自然に”身に付いた方法で実施している,というのが一般的ではないだろうか.筆者は犬,猫の熱傷や外傷などの創傷管理を行う機会が多く,これらの診療を通して得た知識や経験をもとに小動物に対する効果的な包帯法について説明する.
05
腫瘍
「抗がん剤(毒)の種類と取り扱い」[ナイトプログラム]
入江充洋 / 四国動物医療センター(香川県)
16日(金)20:30-21:40  アーケード階〈麗〉
05 要約 筆者は数年前にガンを発症し,この毒を大量に投与された.投与後は,多くの苦痛を経験した.しかし,この毒のお陰で今日まで生存させていただいており,心より感謝している.
毒であっても,使い方によっては良薬となりえるが,キャビネットや抗がん剤用の安全閉鎖システムを使用していない場合は,抗がん剤を使用すべきではない.
抗がん剤を投与する場合は,患者の急変に対し24時間態勢で対応できない動物病院は,抗がん剤を投与すべきでない.
毒を良薬へ導くために医療従事者である私達は,毒を理解し適切な取り扱いを実施するとともに,ご家族に対しわかりやすく説明ができることが責務である.
06
消化器
「消化器疾患を有する動物の管理」
至道 / 宮崎大学
17日(土)8:50-10:00  宴会場階〈芙蓉 中〉
06 要約 消化器疾患を有する動物は,気持ち悪い,むかむかする,お腹が痛いなどの症状があるはずであるが,なかなか我々人間がその気持ちを理解することはできない.嘔吐や下痢が認められれば,消化器症状を示しているのでお腹が痛いあるいは気持ち悪いのかな?と考えることはできる.しかし,それらの症状が出る前のわずかな臨床兆候を見逃さずに動物の看護ができれば,その動物の生活の質は改善するだろう.
本講演では,消化器症状が引き起こされている理由や臨床症状をなるべく具体的に解説し,看護をするポイントを整理したいと考えている.
07
皮膚
「犬アトピー性皮膚炎」
柴田久美子 / DVMs どうぶつ医療センター横浜 二次診療センター,YOKOHAMA Dermatology for Animals(神奈川県)
17日(土)10:20-11:30  宴会場階〈芙蓉 中〉
07 要約 犬アトピー性皮膚炎は遺伝的な素因を背景に,慢性的なかゆみを生じる疾患で,生涯にわたり管理が必要です.犬アトピー性皮膚炎の治療には,薬物療法以外にも,アレルゲン除去,スキンケアなどがあり,これらの治療を組み合わせることで,症状を和らげることができます.長期的な管理を上手にしていくためには,家族の方の訴えを受け止め,犬の状態や家族の方の考えに合った治療方法を個々にアレンジする必要があります.そのためには疾患や治療内容を十分に理解した,家族のパートナーとなれる病院のスタッフが必要です.
08
外科
「外科系看護士のエキスパートを目指せ −手術器具の名称と役目−」
浅野和之 / 日本大学
17日(土)13:40-14:50  宴会場階〈芙蓉 中〉
08 要約 手術は医療のみならず獣医療においても重要な治療法であると言えます.手術が円滑に進むためには手術器具をいかにスムースに手渡しするかが重要であり,助手の役割をよく認識して術者により良い手術の場を提供することが必要です.ここでは,外科用メス,剪刀,ピンセット(鑷子),止血鉗子,組織鉗子,持針器(把針器),開創器などの構造と持ち方,扱い方について解説します.さらに,それらを用いて助手がどのようにふるまえばよいのかついてもポイントを整理して述べたいと思います.明日からの診療に役立つ実践的な内容です.
09
外科
「外科系看護士のエキスパートを目指せ −軟部臓器の取り扱い−」
西村亮平 / 東京大学
17日(土)15:10-16:20  宴会場階〈芙蓉 中〉
平田雅彦 / アイデックス ラボラトリーズ(株)
16日(金)17:30-18:40  アーケード階〈麗〉
09 要約 軟部臓器は,大変繊細な組織である.その取扱いには細心の注意を払おう.まず手術補助時には,臓器の損傷が最小限となるよう,できるだけ優しく取り扱うように注意する.ただし,手術中には臓器をしっかり引っ張らないといけない場面もある.メリハリが大切である.さらに術中に臓器表面が乾燥しないよう常に注意を払う.腸管は特に要注意である.表面を湿らせたガーゼなどで覆うとよい.止血に用いたものを含めガーゼを体内に置き忘れ無いようにすることも重要なポイントである.さらに,手術中は常に先を読むことも重要である.術者が次に何を行おうとしているのか,行いたいのか先を読みそれがやりやすいようにアシストすると手術は格段にやりやすくなる.同時に特に集中が必要な場面で,注意が散漫にならないよう気を付ける必要がある.手術中は手術に集中することが優先である.またむやみに術野を覗き込むなどして術野が見にくくことが無いよう,相手の立場に立って手術に臨むことも求められる.その他予期せぬ出血があった時のアシスト法,術野が汚染されることを防ぐアシスト法も覚えておくとよいだろう.
一方,手術で摘出した軟部組織,軟部臓器の取り扱いも注意を払う必要がある.組織を決してなくさないこと,サンプルにその場で番号などを付け後で区別できるようにすること,組織,臓器を乾燥させないようにすることなどが重要である.
10
臨床病理
「動物病院の血液スクリーニング検査について −血液化学検査データの読み方−」
竹内和義 / たけうち動物病院(神奈川県)
17日(土)16:40-17:50  宴会場階〈芙蓉 西〉
11
教育
「動物看護士のお仕事 パート3 −動物看護倫理ってなあ〜に?−」
竹中晶子 / 一般社団法人 日本動物看護職協会,赤坂動物病院(東京都)
17日(土)13:40-14:50  宴会場階〈芙蓉 前室〉
共同企画:一般社団法人 日本動物看護職協会
11 要約 近年,高度化・多様化してきている動物医療において動物看護士(動物看護職)という職業は必要不可欠となってきている.しかしながら,動物看護職は現在も法律の上でも職業としての明記がなく,また統一された資格もないのが実状である.その中において私達は,動物看護の業務に誇りを持ち,職業倫理を明らかにしながら,専門的な職業として,また,学問的体系の確立と動物看護の質の向上を目的としていかなければならない.さらに,ご家族とよりよい関係を築きながら,動物との共生生活を支えることにより,よりよい社会づくりに貢献する,動物医療にとって頼れる存在になるのではないか.昨年に引き続き,動物看護士のお仕事のセミナーの3回目となる今回は,動物看護倫理に焦点をあて,動物看護士ができる支援を話したい.動物看護職の重要性が社会に認識されることにより,今一度動物看護士同士,自分達の未来について真剣に向き合っていく機会となれば幸いである.
12
臨床病理
「本当に完全ですか? 完全血球計算(CBC)」
呰上大吾 / 日本獣医生命科学大学
17日(土)8:50-10:00  アーケード階〈舞〉
12 要約 血液は全身をくまなく循環し,酸素・二酸化炭素の運搬,栄養素の運搬,血液凝固,免疫など様々な生体機能に関与する.そのため,血液検査を行うことで様々な全身の異常を検出することが可能であり,健康診断から疾患の予後判定まで幅広く利用されている.完全血球計算(Complete Blood Count: CBC)は数ある血液検査の中でも特に血球に関しての検査であり,(1)血球計数器による各血球数の測定,(2)ミクロヘマトクリット管(ヘマ管)による検査,(3)血液塗抹の観察から成り立つ.CBCと聞くと誰もが血液塗抹を想像し,白血球分類が頭をよぎると思われるが,血球には白血球だけでなく,赤血球や血小板も存在する.つまり,白血球だけに注目していたのでは,「完全」血球計算ではない.そこで本講義では,日頃ルーチンワークとして頻繁に行われているCBCについて見落としがないか再考し,特に見落としの多いと考えられる赤血球や血小板に関して詳細に解説する.
13
薬理
「その発作はてんかんですか? −てんかんの診断と治療−」[アドバンス]
齋藤弥代子 / 麻布大学
17日(土)10:20-11:30  アーケード階〈舞〉
14
皮膚
「スキンケアの実践」
関口麻衣子 / 帝京科学大学
17日(土)12:00-13:10  アーケード階〈舞〉
プログラム協賛:バイエル薬品(株)
[ランチョンセミナー] 定員:200名 ※事前申込み制
14 要約 犬や猫のスキンケアを効果的に実践し,家族に分かりやすく指導するためには,まず皮膚と毛のつくりと働きについて理解しなければならない.そのうえで,皮膚(肌)と毛のそれぞれを意識したスキンケアを行うことが重要である.
15
栄養学
「メタボワンちゃんの診断と管理 −肥満の愛犬を抱えるご家族へのアドバイス−」
Deborah Greco / Nestle Purina Petcare Product Technology Center(USA)br>17日(土)13:40-14:50  アーケード階〈舞〉
プログラム協賛:ネスレ日本(株) ネスレピュリナペットケア
15 要約 肥満は愛犬において最もよく見られ,健康を脅かす大きな問題とされています.肥満がもたらす疾患,例えば,変形性関節症などが,愛犬で肥満の治療が必要となる主なケースです.
 しかしながら,肥満において最も注意すべきポイントとして,内臓脂肪から分泌される「炎症性メディエーター」と「ホルモン」が挙げられます.肥満では,体重による物理的な負荷だけでなく,これら内分泌の作用により,様々な病態が引き起こされているのです.糖尿病や関節疾患,心疾患などを引き起こす原因になる場合もあり,愛犬のQOLや寿命にも影響を及ぼすと考えられています.
 肥満は,オーバーカロリーや運動不足,栄養の偏り,加齢,避妊・去勢手術後のホルモン変化,遺伝など,多くの生活環境に関わる要素が原因として考えられています.その中でも,「好き嫌いが多い」「ジャーキーや人間の食材しか食べない」といった,食にこだわりのある小型犬の肥満が目立ってきており,食事管理によるダイエットが難しいケースも増えてきています.
 このレクチャーでは,愛犬の肥満の診断,とくに肥満と甲状腺機能低下症のような一般的な「内分泌疾患」との違いやなどに触れながら,ご家族へのアドバイスに活かせる「愛犬の理想的なボディコンディション(体型)の維持」について取り上げ,みなさんに肥満についての理解を深めていただくことを目的としています.また,食にこだわりがあり,ダイエットが難しい小型犬や,いままでアドバイスの難しかった愛犬へのアプローチなどについてお話します.レクチャーの後半では,食事管理などや薬物療法といった,アメリカにおける最新のクリニカルケアについてもお話し致します.
16
内科
「輸液をマスターする −輸液の準備から輸液中の動物の観察と看護−」
岡野昇三 / 北里大学
17日(土)15:10-16:20  アーケード階〈舞〉
16 要約 輸液は,水分,電解質,酸塩基平衡の補充・補正,循環血液量の補充,および栄養の補給を目的に動物病院で毎日のように実施されている治療法の1つである.そのため,輸液が安全で確実に実施されるためには,使用する器具・器材や輸液剤が正しく準備され,輸液中の動物の状態が正確に把握されていることが重要である.また,どのような疾患において輸液が必要であるかを理解しておくことで,来院した患者への対応をスムーズにすることができる.
17
教育
「患者さまに喜んでもらえる病院を作ろう」
太田亟慈 / 犬山動物病院(愛知県)
17日(土)16:40-17:50  アーケード階〈舞〉
17 要約 患者さまに喜んでもらえる動物病院とは?我々は病気の治療技術を向上させるだけでなく,常にホスピタリティ精神を以てサービスの提供を考えなければならない.特にVTは患者さま目線に立つことができるという独自のポジションにあり,理想の動物病院を作るにあたって果たす役割は非常に大きい.
18
しつけ
「家族からの質問にどう答える? −より適切なアドバイスをするために−」
[ナイトプログラム]

矢崎 潤 / JAHA認定 家庭犬しつけインストラクター
17日(土)18:20-19:30  アーケード階〈舞〉
19
内科
「輸血治療,その血液はどこから来たの? −知っておかなければならない輸血のための基礎技術−」[ナイトプログラム]
内田恵子 / ACプラザ苅谷動物病院 市川橋病院(千葉県)
17日(土)19:50-21:00  アーケード階〈舞〉
19 要約 近年,獣医医療の高度化と伴侶動物の高齢化に伴い輸血治療の必要性は高まるばかりである.一度ならず複数回の輸血を受ける動物も少なくない.これまでは,輸血治療が必要となる時に,ドナーを探し血液を準備する方法が一般的であったが,増加する輸血治療に十分応えられるよう,人医同様に保存血血液の確保が必要となっている.常時献血を行い保存血液を院内に常備することでより良い治療が可能となる.
20
エキゾチックアニマル医療
「うさぎの栄養学 −看護士でもわかるうさぎの消化管解剖・生理・栄養−」[ナイトプログラム]
霍野晋吉 / Exotic Pet Clinic(神奈川県)
17日(土)18:20-19:30  アーケード階〈悠〉
20 要約 草食動物のうさぎは,食事である繊維質を効率的に利用し,栄養素やエネルギーに変える.消化酵素によって食事は消化されるだけでなく,繊維質を粒子の大きさで分離し,消化に難のある大型粒子の繊維質は消化管蠕動の恒常性に役立ち,硬便となって排泄される.易消化性の小型粒子の繊維質は盲腸に移動し,ビタミンB群とアミノ酸が豊富な盲腸便が産生される.分離の中心となるのは回腸末端部の正円小嚢と近位結腸で,形態学的にも特徴的な消化器官である.うさぎは盲腸便を食糞することで,全ての栄養素が吸収される.また,盲腸では盲腸便生成以外にも,エネルギーの主体となるVFA(揮発性脂肪酸)も生成される.
これらの消化管解剖および生理機能を知った上で,うさぎの食事を考えなければならない.
21
眼科
「目薬Q&A 点眼薬の総論から各論」[ナイトプログラム]
小野 啓 / パル動物病院(静岡県)
17日(土)19:50-21:00  アーケード階〈悠〉
プログラム協賛:千寿製薬(株)
21 要約 点眼薬は体表に露出している眼球を治療するために適した薬剤として利用される.しかし,その利用には,薬剤の特性,眼球組織の特性および疾患内容により,適した薬剤がある.また眼疾患によっては禁忌となる薬剤および剤型があったり,全身疾患へ影響を与える薬剤もあることから,処方する際にはその注意点をご家族に伝えなくてはならない.
22
しつけ
「動物病院スタッフが絶対に知っておくべきしつけの知識AtoZ」
Ian Dunbar / 獣医師,動物行動学博士,ドッグトレーナー(USA)
通訳:小村吉幸 / タカダアニマルホスピタル(神奈川県)
18日(日)8:50-10:00,10:20-11:30  宴会場階〈芙蓉 中〉
23
行動学
「“猫の行動学”を理解したうえで行う正しい猫の飼い方アドバイスをするために」
入交眞巳 / 北里大学
18日(日)13:40-14:50  宴会場階〈芙蓉 中〉
23 要約 近年のイエネコ(猫)の研究において,社会性を持ち,たがいにコミュニケーションを取ることが分かってきている.社会性のある動物であるという事実を知るために,本講演ではビデオを使って様々な猫の行動をみて考える.
猫の問題行動の中で一番多いものは排泄に関するものであるが,この多い家族にとっては非常にストレスフルな問題行動の予防法,対処法に関して猫の好むトイレを考えながら理解していく.
24
教育
「受付でのエチケット −あなたの言葉遣いや振る舞いは大丈夫ですか−」
児玉幸子 / (株)サクセスアライアンス
18日(日)15:10-16:20  宴会場階〈芙蓉 中〉  プログラム協賛:アニコム パフェ(株)
24 要約 動物病院にとって受付はご家族と関係を構築する上でとても大切です.いかに安心・信頼してもらえるか,受付対応のポイントをいくつかの視点から解説します.
25
教育
「看護士は院内の潤滑油 −院内コミュニケーションの方法−」
児玉幸子 / (株)サクセスアライアンス
18日(日)16:40-17:50  宴会場階〈芙蓉 中〉
プログラム協賛:アニコム パフェ(株)
25 要約 限られた空間・限られたメンバーで責任の重い仕事をしていく上では,良質なコミュニケーションが仕事の質を上げる鍵です.楽しく仕事ができる円滑なコミュニケーションをお伝えします.
26
呼吸器
「動物看護士のお仕事 パート3 −動物看護倫理ってなあ〜に?−」
竹中晶子 / 一般社団法人 日本動物看護職協会,赤坂動物病院(東京都)
17日(土)13:40-14:50  宴会場階〈芙蓉 前室〉
共同企画:一般社団法人 日本動物看護職協会
26 要約 呼吸器徴候はしばしば言葉で表現するより,状態を観察した方が理解しやすく,病変部位を絞り込みやすい.病変部位を絞り込むことができたら,素早く次に行うべき検査が決定できる.病院に来院した動物を最初に見る獣医療従事者として動物看護師の役割は特に呼吸器疾患においては大きい.鼻腔から胸腔にかけてどのような呼吸器徴候であればどの部位に病変が存在しているかをしっかりと理解してもらうために動画を用いて紹介する.
27
呼吸器
「動画で見る呼吸器疾患U −緊急性の呼吸器徴候とは?−」[アドバンス]
藤田道郎 / 日本獣医生命科学大学
18日(日)10:20-11:30  アーケード階〈舞〉
27 要約 動画で見る呼吸器疾患Tにおいて臨床徴候と病変部位との関係についてある程度理解できたと思う.ここではアドバンスとしてどんな呼吸器徴候を示していれば動物の生命に関わる緊急性の高い状態であるのかについて理由も含めて紹介する.緊急性が高いと考えられる動物が病院に来院した際に動物看護師としてどのような対応を取るべきなのかについても合わせて理解してほしい.
28
麻酔
「五感を駆使した麻酔モニタリング −麻酔モニタリングの原点−(麻酔管理のベーシック)」
佐野忠士 / 日本大学
18日(日)13:40-14:50  アーケード階〈舞〉
28 要約 小動物臨床の現場においては様々な場面で動物に麻酔をかけなければならない状況に遭遇する.看護士である皆さんは,動物に実際に「麻酔をかける」という行為はできないが,麻酔がかかった(麻酔状態にある)動物のモニタリングを行うことは多いと思われる.「問題なく眠っている」ように見える動物のモニタリングをする意味とは何か?を考え,自分自身の感覚である「五感」を使ったモニタリングの重要性と欠点について理解する.
29
麻酔
「モニタリング中の「危険なサイン」を見逃すな! (麻酔管理のアドバンス)」 [アドバンス]
佐野忠士 / 日本大学
18日(日)15:10-16:20  アーケード階〈舞〉
29 要約 麻酔中の動物の命の安全が確保されていることを確認する方法として,麻酔モニターが利用される.この装置を用いることで様々な動物の状態を客観的に,かつ連続的に評価することが可能であるが,モニタリング装置はあくまでもただの装置であり,その数値の意味するところを理解し対応について考え,異常の状態を担当者へ伝えることは経験を積んだ者にしかできないことである.麻酔中に生じる様々な異常状態の「危険度」は様々であるため,より危険度の高いものに優先的に気付き,対処する必要がある.
30
画像診断
「画像診断に重要な解剖学」
茅沼秀樹 / 麻布大学
18日(日)16:40-17:50  アーケード階〈舞〉
31
経営
「動物病院経営実践マニュアルVOL2」著者 藤原慎一郎氏が語る,スタッフがイキイキ働くための動物病院チームマネージメント術
藤原慎一郎 / (株)サスティナコンサルティング
17日(土)12:00-13:10  宴会場階〈edo〉
プログラム協賛:アクサ損害保険(株)
[ランチョンセミナー] 定員:80名 ※事前申込み制
31 要約 動物病院経営において,重要な「チーム力アップ」をテーマとした内容です.病院として,ミスなくきっちりと行動するための側面とイキイキ働くというモチベーションアップの側面から要点を解説します.経営のマーケティングとマネジメントのうち,マネジメントに焦点を絞った実践的経営セミナーです.
32
教育
「動物看護者の理解度テスト」
18日(日)16:40-17:50  宴会場階〈芙蓉 前室〉 定員:48名
PageTop

─

■市民プログラム   市民(一般ご家族)を対象としたプログラム(獣医師,VT,学生もご参加いただけます)

01 「災害発生! −備えるためにできること,その時にすべきこと−」
矢崎 潤 / JAHA認定 家庭犬しつけインストラクター
17日(土)8:50-10:00  宴会場階〈鳳凰 東〉
02 「うちのコって幸せ? −動物の幸せ,ちゃんと考えてみませんか−」
矢崎 潤 / JAHA認定 家庭犬しつけインストラクター
17日(土)10:20-11:30  宴会場階〈鳳凰 東〉
03 「老齢動物の介護,病気」
太田亟慈 / 犬山動物病院(愛知県)
17日(土)13:40-14:50  宴会場階〈鳳凰 東〉
03 要約 犬との暮らしをより良いものにする為には,高齢犬の行動や病気についての知識を深めることが必要です.今回は特に高齢になってからの病気やその接し方について理解しましょう.
04 「獣医師として飼い主さんに知っててほしいこと 下痢と嘔吐に関すること」
至道 / 宮崎大学
17日(土)15:10-16:20  宴会場階〈鳳凰 東〉
05 「ともに歩もう,東日本大震災復興支援プロジェクト −岩手大学の取り組み−」
佐藤れえ子 / 岩手大学
17日(土)16:40-17:50  宴会場階〈鳳凰 東〉
05 要約 今回の大震災をうけて、ともに被災者と被災地を支えてゆこうとする取り組みが日本中だけでなく世界中で続いている.この中には被災動物に対する救護活動と、飼い主の方に対する支援活動も含まれている.ここでは、これまでに行われてきた岩手大学の被災地支援プロジェクトの概要と、私たちの実施してきた被災動物レスキュー活動について説明し、今後の被災地への継続的支援活動の必要性とその内容についてまとめた.
06 「“おとこの子に多い病気”,“おんなの子に多い病気”」
人見 誠 / ひとみ動物病院(京都府)
17日(土)8:50-10:00  宴会場階〈翠鳳〉
06 要約 我々獣医師は日々の診療の中で,ご家族から多くの疑問・質問・不妊手術のご相談を受けます.男の子と女の子それぞれ特有な質問にお答えし,それぞれの性での多い病気を知っていただく事でご家族のお役に立てればと思っています.
またそれらを知ることで不妊手術の重要性をご理解していただければ幸いです.
07 「犬と猫の『かゆ〜い』皮膚病」
西藤公司 / 東京農工大学
17日(土)10:20-11:30  宴会場階〈翠鳳〉
プログラム協賛:ファイザー(株)
07 要約 かゆみは皮膚に見られる不快感の1 つであり,かつ引っ掻き反射を誘発する感覚であるとされている.本稿では犬や猫に見られる代表的なかゆい皮膚病として,ノミアレルギー性皮膚炎,疥癬,表在性膿皮症,マラセチア皮膚炎,アトピー性皮膚炎の症状と対策について紹介する.
08 「愛犬とハッピーライフを過ごすための重要なガイドライン」
Ian Dunbar / 獣医師,動物行動学博士,ドッグトレーナー(USA)
通訳:直井昌之 / 直井動物病院(埼玉県)
17日(土)13:40-14:50,15:10-16:20  宴会場階〈翠鳳〉
09 「身近で生じやすいアクシデント(誤飲,落下,中毒…)」
小宮山典寛 / 日本ベェツグループ(東京都)
18日(日)8:50-10:00  宴会場階〈鳳凰 東〉
10 「人と動物の福祉と医療と教育に活躍する伴侶動物」
柴内裕子 / 赤坂動物病院(東京都)
18日(日)10:20-11:30  宴会場階〈鳳凰 東〉
10 要約 日本では,15歳以下の子どもたちより伴侶動物の方が数百万 頭も多い現状です.その伴侶動物は,既に人との歴史の中で地球上に帰る自然を失い,人の社会の一員,家族の1人となっています.その家族に適性があれば,人の社会で仕事を担うことが出来ます.それは,ヒューマンアニマルボンドを実践する動物たちの素晴らしい活動です.社会から強く望まれ,動物たちへの理解者が増えます.動物介在活動/療法/教育の現場です.
当日は小児病棟でのAATと小学校でのAAEを見て頂きます.
11 「津波が来てからのこと −被災地からの報告−」
阿部俊範 / あべ動物病院(宮城県)
渡辺正道 / わたなべ動物病院(福島県)
寺島美穂 / そらいろ動物病院(福島県)
小野裕之 / 小野動物病院(宮城県)
河又 淳 / 千葉小動物クリニック(福島県)
布川 寧 / 北の杜動物病院(宮城県)
座長:徳力幹彦 / 山口大学 名誉教授
司会:柴内晶子 / 赤坂動物病院(東京都)
18日(日)13:40-14:50,15:10-16:20  宴会場階〈鳳凰 東〉
11 要約 2011年3月11日の東日本大震災で被災された多くの皆様方におかれましては,心からお見舞い申し上げます.また,日本中が心と力を1つにしながら共に歩んでいくことで,1日も早く,本物の復興が遂げられますことを心から願っております.
 今までに体験したことのない巨大災害に直面したことで,日本人の意識は大きく変わったとも言われています.では,地震,津波.原発による甚大な被害の中,人と伴侶動物との絆はどうだったのでしょうか?
 この『津波が来てからのこと』では,現場からの生の声をお届けします. 現地からの声を聞くことで,震災直後から今日に至るまでの様々な局面をつまびらかにしながら,災害大国である日本に住む私たちと伴侶動物のこれからの姿について模索します.
 この震災は「終わっていません!」この先何年にもわたる長期的な復興活動が必要です.そしてその間にも次の災害がいつどこで起きるかわからないのです.当日は『一歩でも前に,より良い未来のために,今,できること』について,パネリストはもちろん,会場に集う皆様方と共に,全員で考えたいと思っています.
 それぞれの被災地は今この瞬間にも諸処の問題と向き合っています.本シンポジウムにご参加頂くことで,真実の声を受け取り,そして参加者それぞれが災害大国日本で伴侶動物と共にどうあるべきか? どう備えるか? を考えて頂けたら幸いです.
12 「腎臓病を早期に発見するために,ご家族で心がけて頂きたいこと」
竹村直行 / 日本獣医生命科学大学
18日(日)8:50-10:00  宴会場階〈翠鳳〉
プログラム協賛:ロイヤルカナン ジャポン
12 要約 動物の腎臓病は早期に発見し治療を開始すれば,完治させることはできないまでも,病気の進行を遅くすることができます.しかし,現実には多くの動物が腎臓病のために亡くなっています.腎臓病の場合,末期的な状態にまで進行しないと明確な症状が出ません.このため,腎臓病の多くの動物が末期的状態で発見されることになりますが,このような動物の余命はどうしても短い傾向にあります.このような状態に陥るはるか前に,「薄い尿が大量に出る」という症状が見られます.腎臓病を早期発見する上で,この症状に気づくかどうかがカギになります.この症状にご家族が気づかなかったとしても,動物病院で尿比重という尿の濃さの検査を受けることで,腎臓病を早期発見することができます.
13 「我々獣医師はなぜ療法食を推奨するのか? −獣医さんが処方するペットフードとは−」
齊藤千絵 / ロイヤルカナンジャポン
18日(日)10:20-11:30  宴会場階〈翠鳳〉
プログラム協賛:ロイヤルカナン ジャポン
13 要約 療法食とは,病気になった時に不足している栄養素,過剰になっている栄養素,役立つ栄養素など,その病気のために特別に栄養成分の量や比率が調整されたフードのことです.病気と栄養の関係を研究する『臨床栄養学』に基づいて,心臓病や腎臓病,肝臓病など,様々な病気を抱えた犬や猫の病態に配慮して設計されています.
犬や猫にも私たち人と同じように様々な病気がありますが,近年の獣医学の発展とともに,犬と猫の病気について栄養学的にも新しくわかってきたことがあります.私たち動物の体は食べたものからできており,病気の際にダメージを受けた臓器や体内で起こっている様々なプロセスにも,消化吸収されたタンパク質や脂肪酸,炭水化物,ミネラル,ビタミンなどが深く関与しています.個々の状態に適した栄養を体に供給することは,単にエネルギー源となるだけでなく,壊れた組織を再び作りなおすための材料となり,病気の進行を遅らせる一助となることもあり,とても大切な内科治療のひとつになります.一方でその動物の状態に適していない栄養バランスの食事を長期に与えてしまうと,体の代謝に影響を及ぼして健康状態を悪化させてしまう可能性もあり,よって療法食はその病態をよく理解している獣医師の指導のもとに給与される必要があります.
本講演では『医食同源』のコンセプトのもと,動物病院で行われている犬と猫の食事療法の実際,一般食と療法食,総合栄養食とホームメード食の違いについてご紹介するとともに,犬と猫の食の習性,給与量のポイント,犬と猫にとって有害な人の食べ物,ライフステージごとの食事の必要性など,毎日の食事について知っておきたいトピックスもご紹介します.
14 「こんな行動に困っていませんか? −Dr. イアンが解決します!!−」
Ian Dunbar / 獣医師,動物行動学博士,ドッグトレーナー(USA)
通訳:小村吉幸 / タカダアニマルホスピタル(神奈川県)
18日(日)13:40-14:50,15:10-16:20  宴会場階〈翠鳳〉
15 「正しく知ろう! 人と動物の共通感染症 −やみくもに怖がってはいけない−」
栗田吾郎 / 栗田動物病院(茨城県)
18日(日)16:40-17:50  宴会場階〈翠鳳〉
15 要約 狂犬病の犬になめられても咬まれていなければ原則として医学的な処置はしなくていいというのがWHOの意見です.触っただけでも怖い狂犬病の犬になめられたのに処置をしないというのは,狂犬病のウイルスが比較的弱く,また,感染経路が一般的には咬傷(かみ傷)だけに限られているからです.このように動物由来感染症では,病原体と感染経路を知ることで正しい感染予防の対策をとることができるようになります.
PageTop

─

■ポスターセッション

17日(土) 11:30-19:00 〈芙蓉 前室〉
18日(日) 09:00-16:30 〈芙蓉 前室〉
ディスカッションタイム  18日(日) 12:00-13:10

01 「外科手術を行った原発性上皮小体機能亢進症の犬の1例」
池田雄太 / 亀戸動物病院(東京都)
01 要約 嘔吐下痢を主訴に来院した14歳の雑種犬を諸検査により原発性上皮小体機能亢進症と診断した.症例は重度の高カルシウム血症を呈していたが,腫大した上皮小体を摘出することで血清カルシウム濃度は安定した.しかし持続していた高カルシウム血症の影響から慢性腎臓病が進行した.
02 「プレドニゾロンの使用により著明な消化管出血を呈した免疫介在性血小板減少症の犬の1例」
石川勇一 / 埼玉動物医療センター(埼玉県)
02 要約 3歳齢のシー・ズーが鼻出血,皮下出血を主訴に来院した.免疫介在性血小板減少症と診断し,プレドニゾロンによる治療を開始したところ著明な消化管出血を認め,急激な貧血の進行がみられた.プレドニゾロンを休薬,シクロスポリンとレフルノミドによる治療を行ったところ貧血の進行を認めず,血小板数も速やかに回復した.
03 「骨化性を伴う巨大な傍前立腺嚢胞の犬の1例」
石川勇一 / 埼玉動物医療センター(埼玉県)
03 要約 8歳齢のウェルシュ・コーギ―が血尿,尿漏れを主訴に来院した.腹腔内に巨大な嚢胞状病変を認め,CT検査にて傍前立腺嚢胞と診断した.手術により摘出し,病理組織検査にて骨化性を伴う傍前立腺嚢胞と診断された.術後,血尿と尿漏れは改善し,経過は良好である.
04 肝種大と腹水を伴った再生性溶血性貧血の犬(シー・ズー)に肝生検を含む各種検査を行い,原発性免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断した.プレドニゾロンとシクロスポリンによる免疫抑制療法を開始するが, 肝腫大と腹水は改善できず,反応が少なかった.レフルノミドを投与してからPCVは安定したが, 胸水貯留と肺葉捻転が認められ,手術を行った.現在,肝腫大と腹水などの症状は消失し,第661病日を超えて生存している.
04 要約 嘔吐下痢を主訴に来院した14歳の雑種犬を諸検査により原発性上皮小体機能亢進症と診断した.症例は重度の高カルシウム血症を呈していたが,腫大した上皮小体を摘出することで血清カルシウム濃度は安定した.しかし持続していた高カルシウム血症の影響から慢性腎臓病が進行した.
05 「内科的治療が有効であった先天性幽門肥厚の犬の1例」
鵜飼佳実 / Pet Clinic アニホス(東京都)
05 要約 1カ月半齢の雌のフレンチ・ブルドッグが,頻回嘔吐を主訴に来院した.腹部超音波検査とバリウム検査で幽門肥厚と診断した.液状の食事,ラニチジンとメトクロプラミドの内服で維持をしていたが,嘔吐は消失せず低蛋白血症となった.内服にモサプリドと低用量エリスロマイシンを追加したところ,嘔吐はほぼ認めず,血中蛋白および体重の増加,胃排出時間の短縮を認めた.212日経過した現在,モサプリド,エリスロマイシンの内服と液状フードを与えているが嘔吐はほぼ認めず,良好な経過を辿っている.
06 「長期生存した膀胱移行上皮癌の犬の2例」
荻野直孝 / ACプラザ苅谷動物病院 市川橋病院(千葉県)
06 要約 膀胱三角部以外に発生した腫瘤において,膀胱部分切除術にて病理学的検査を実施し,膀胱移行上皮癌と診断された.NSAIDs投与により,1例は術後5年以上生存し,肺に発生した他腫瘍により安楽死した.1例は術後1年以上経過するが,現在も経過は良好である.2例ともに術後の移行上皮癌の再発といった所見はない.
07 「猫における骨軟骨腫の1例」
加藤晃賞 / ハリーペットクリニック(千葉県)
07 要約 8歳齢の日本猫が1カ月前からの右後肢跛行を主訴に来院した.]線検査を行ったところ,膝関節関節包内に直径5mm程の2個の骨小片を認めた.骨小片の除去と病理検査を目的に切除術を行い,その結果,骨軟骨腫と診断された.術後は右後肢の跛行を示すことはあったが,現在では歩行状態もほぼ正常まで戻り,良好な経過を得られている.
08 「細菌性胆嚢炎により黄疸を呈した犬に対し腹腔鏡下胆管洗浄と胆嚢摘出を行い良好な経過を得た1例」
金井浩雄 / かない動物病院(兵庫県)
08 要約 細菌性胆嚢炎が原因で黄疸を呈した1歳10カ月齢,体重2.0kgのトイ・プードルに対し,腹腔鏡下にて胆管洗浄と胆嚢摘出を行って良好に経過した.腹腔鏡下胆管洗浄と胆嚢摘出は,非常に侵襲が低く,有効な方法であった.
09 「低悪性度消化器型リンパ腫と盲腸腺癌,高悪性度消化器型リンパ腫を発症した猫の1例」
狩野拓人 / ACプラザ苅谷動物病院 明治通り病院(東京都)
09 要約 14歳齢雑種猫が食欲不振を主訴に来院した.腹腔内に腫瘤を認め試験開腹を試み,病理組織学的診断により低悪性度消化器型リンパ腫と診断した.術後経過は良好であったが,第240病日,回盲部の腫瘤が認められたため再度試験開腹を試み回盲部の切除を行った.病理組織学的診断は盲腸腺癌であった.術後,食欲一般状態ともに改善したが,第372病日から食欲低下,体重減少がみられた.全身状態が悪化し,第433病日に死亡した.剖検の結果は少量の腹水がみられ,十二指腸穿孔を伴う高悪性度消化器型リンパ腫であった.
10 「アウレオバシジウム培養液の経口投与による牛乳房炎症状改善効果の検討」
草野妃里 / (株)アウレオ
10 要約 乳房炎を発症した泌乳牛を対象にアウレオバシジウム培養液を経口投与し,その症状改善効果を検討した.その結果,培養液投与により乳中体細胞数の有意な減少が認められた.また,乳中の大腸菌数および一般生菌数の減少,無脂固形分率および蛋白質率の増加等,乳質の改善が確認された.血清学的な所見では,アウレオバシジウム培養液投与による副作用は認められず,本培養液の経口投与がウシの乳房炎予防・治療において有効であることが示された.
11 「猫の子宮内膜過形成を呈する子宮水腫におけるAglepristone(Alizin)の有効性」
小久保貴史 / アテナ動物病院(埼玉県)
11 要約 3歳齢,未避妊メイン・クーンが腹部膨満を主訴として来院した.X線検査,超音波検査等により子宮内に液体性貯留成分を確認した.家族が外科手術に難色を示したため,この症例に対して猫では報告例の少ない抗Progesterone薬,Aglepristoneによる治療を試みた.
12 「特発性高カルシウム血症の犬の1例」
酒井秀夫 / 諫早ペットクリニック(長崎県)
12 要約 1年前から時々震えと数日前から元気食欲軽度低下の主訴で来院した8歳齢の雄のウェルシュ・コーギー・ペンブロークに著しい高カルシウム血症を認めた.各種検査を行ったが原因は特定出来なかった.ビスフォスフォネート,スタチン薬,プレドニゾロンなどによる治療を行い,プレドニゾロンのみに反応を認めた.現在2年半経過し一般状態は良好であるが,原因は未だ不明のままである.
13 「キトサンオリゴ糖含有オーラルスプレーによる犬の口腔衛生効果」
下津浦勇雄 / ライオン商事(株)
13 要約 キトサンオリゴ糖を含有するオーラルスプレーをビーグルに3週間投与し,口臭抑制効果を確認した.微生物試験によりメカニズムを解析し,口臭原因菌フゾバクテリウムの生育抑制作用および口臭物質の生成抑制作用を明らかにした.さらに,本オーラルスプレーに人獣共通感染症の原因となる口腔内細菌のパスツレラおよびカプノサイトファーガに対する生育抑制作用を見出した.
14 「不織布シートを用いた口腔清掃による犬の歯垢蓄積抑制および歯石形成抑制効果」
下津浦勇雄 / ライオン商事(株)
14 要約 エッジ構造の繊維(断面が細く角のある繊維)を使用した不織布シートを用いて,ビーグルの口腔清掃を3週間継続した.この結果,歯垢蓄積抑制効果および歯石形成抑制効果を見出し,エッジ構造繊維の不織布シートによる口腔ケアの有用性を確認した.
15 「グレープフルーツ種子抽出物含有イヤークリーナーのブドウ球菌および緑膿菌に対する殺菌効果」
下津浦勇雄 / ライオン商事(株)
15 要約 代表的な外耳炎原因細菌のStaphylococcus pseudointermedius,Staphylococcus aureus,Pseudomonas aeruginosaに対するグレープフルーツ種子抽出物含有イヤークリーナーの殺菌力を評価した.その結果,グレープフルーツ種子抽出物含有イヤークリーナーは,検討した3種の細菌に対して優れた殺菌効果を示した.
16 「『パピークラス』参加によって得られるストレス刺激に対する効果」
田岡菜々子 / 日本獣医生命科学大学
16 要約 犬では社会化期(3-12週齢)の経験が,成犬になってからの様々な環境変化への適応に重要な役割を果たしている.そのため,子犬の社会化を促す「パピークラス」での経験が重要になるのではないかと考えた.そこで,本研究では,「パピークラス」によって得られる効果を明らかにすることを目的として,「パピークラス」に参加したことのある犬と参加したことのない犬に身近なストレス刺激を与え,それに対する反応の違いを行動学的,生理学的に調べ比較した.ストレス刺激を与えている間のビデオと目視による行動観察と,ストレス刺激を与える前と後に採血を行い,心拍数を測定した.採取した血液からは白血球百分比,PCV,血中コルチゾール濃度を測定した.血液成分と心拍数いずれの測定項目においても,有意な差はみられなかったが,血中コルチゾール値は,参加したことのある犬の方が全体的に低い値がみられた.また,行動観察においては,参加したことのある犬の方が社交性が高いと考えられる結果が得られた.
17 「多形紅斑と診断したシェットランド・シープドックの1例」
高井光一 / 札幌緑が丘動物病院(北海道)
17 要約 11歳齢雌のシェットランド・シープドッグが4,5日前からの口臭を主訴に来院した.身体検査で口腔粘膜の発赤,糜爛を認めた.臨床像や各種検査所見から多形紅斑と診断した.プレドニゾロンとアザチオプリンを併用したが著効は認められず,口蓋にも病変が拡大したためスケーリングを実施したところ大きく改善した.その後は投薬量を漸減し,第228病日現在アザチオプリンを休薬,プレドニゾロン0.4mg/kgを2日おきに投与することで良好状態を維持している.
18 「喉頭原発リンパ腫の猫の2例」
田辺 岳 / Pet Clinicアニホス(東京都)
18 要約 呼吸困難,鳴き声の変化などを主訴に来院した猫2例を各種検査により喉頭原発リンパ腫と診断した.1例は減容積外科切除後にCOPを主体とした化学療法で,もう1例はCHOP-based療法のみで治療を行った.2例とも化学療法に反応,寛解し1例は治療開始から2年,もう1例は6カ月経過時点で再発を認めない.
19 「炎症性腸疾患治療中に消化器型高分化型リンパ腫を発症した猫の1例」
土肥浄子 / ACプラザ苅谷動物病院 葛西橋通り病院(東京都)
19 要約 空腸におけるリンパ球形質細胞性・肉芽腫性腸炎と診断された猫に対して,約1年間ステロイドの内服による治療を行った.その後,臨床症状の悪化が認められたため,再度,消化管の全層生検を行い,T細胞性高分化型消化管型リンパ腫と診断した.病変部位や
20 「獣医保健看護学生に対する災害観ならびに災害動物看護に関する意識調査」
長澤優紀 / 日本獣医生命科学大学
20 要約 東日本大震災から約3カ月経過した時点での,学生の災害観や,災害時の動物看護師の役割に関する意識調査を行った.学生の災害観として,日本人の特徴である運命論が多かった.また,災害時の動物看護師の役割としては,専門的な知識が必要となる項目が多く選ばれた.そのため,いつ起こるかわからない災害に対して,獣医保健看護の基礎教育においても,災害時の動物看護を学ぶ機会が必要であると考えた.
21 「慢性口内炎の猫におけるメロキシカムの有用性」
夏目沙織 / 渡辺動物病院(静岡県)
21 要約 当院において,慢性口内炎と診断した猫10症例にメロキシカムを投与し,12週間にわたり炎症の程度と疼痛緩和の程度を評価した.その結果,9症例において炎症の軽減あるいは疼痛緩和がみられ,全症例による炎症スコアは14日目以降有意に低下した.また有害事象の発現は,2症例において消化器症状が認められたが,いずれも軽度であり,メロキシカムの投与は継続可能であった.メロキシカムは慢性口内炎の猫において有効であり,かつ中期にわたって安全に使用できると考えられる.
22 「モデル犬の耳ヒゼンダニおよびマラセチア感染についての調査」
西山真里 / ヤマザキ動物専門学校
22 要約 一般家庭のモデル犬106頭の耳垢から,真菌(マラセチア)や細菌や耳ヒゼンダニの感染率を調査した.真菌は両耳,細菌は片耳感染が多く,また耳の形状が垂れ耳の犬種の方が立ち耳の犬種と比べ感染率が高かった.耳ヒゼンダニは認められなかった.
23 「ラクトフェリンおよびラクトパーオキシダーゼ含有特別療法食による口腔・歯周状況の改善」
野中 哲 / あおい動物病院(東京都)
23 要約 犬,猫およびうさぎの口腔および歯周疾患の治療に並行してラクトフェリンおよびラクトパーオキシダーゼを主成分とする特別療法食を1日1回1g/包を給与して経過を観察した.
具体的な観察項目は,口腔内,流涎,歯(欠損,折損等)および歯周,舌等の状況の他,口臭,疼痛および食欲の有無等である.
観察期間は最短で11日間,最長で800日間に至る.
24 「人獣共通感染症の意識調査」
橋本直子 / ヤマザキ動物専門学校
24 要約 動物看護師を養成する本校学生ならびに授業に協力いただいているモデル犬のご家族に人獣共通感染症に対する意識調査を実施した.
25 「急性嘔吐を示し,盲腸に糞石を認めた犬の1例」
平林美幸 / 埼玉動物医療センター(埼玉県)
25 要約 急性の嘔吐・食欲廃絶を主訴に来院し、右腹部に硬固な楕円形物を触知した.X線検査、超音波検査にて胃の軽度の拡張および石灰様物質の存在を認めたが、原因が特定できずCT検査を実施した.盲腸内に石灰様物質の充満が認められ、盲腸閉塞などを疑い試験的な開腹手術を行った.盲腸に認められた糞石を除去したところ症状は消失し、経過は良好である.
26 「ビフィズス菌生菌末を主とする特別療法食給与による犬猫の下痢の改善」
佐多忠武 / 佐多動物病院(神奈川県)
26 要約 軽い下痢症状の犬および猫計10頭に特別療法食ビヒラクチン-C(Bifidobacterium pseudolongum M-602を高生菌数含むタイプ)を193包/日,6-28日間給与し,排便回数,便の状態,便の色,食欲等を観察した.投与医薬品は通常の下痢対応剤,抗生剤等を用いたのでこれを記録した.犬7頭のうち過半数,および猫全3頭で経過は良好であったが,特に手術後抗生剤投与の猫において,6日間の短期間投与で下痢症状(泥状便等)が改善する等良好な結果が得られたので報告する.
27 「特定分野に特化した認定動物看護師の背景と意識調査」
松原孝子 / 日本獣医生命科学大学
27 要約 臨床栄養指導認定動物看護師2級合格者の学習状況や学習動機,今後の看護実践に対する意識を調査した結果,動物病院の中で専門の役割をもち,病院の評価と個人の達成感が高まるほど,特定分野に特化した学習を望んでいることが推測することができた.
28 「大腿骨粉砕骨折治療部位に線維肉腫の発生が認められた猫の1例」
松本宗能 / ACプラザ苅谷動物病院 三ツ目通り病院(東京都)
28 要約 9歳齢のアメリカン・ショートヘアーに大腿骨骨折が認められ,プレートおよびKワイヤーによる内固定,海綿骨移植により治療をおこなった.
術後,約4カ月後には癒合を認めた.術後約1年10カ月後,患肢に跛行と腫脹が認められ,X線検査の結果,骨折治療部に広範囲に及ぶ骨破壊像と軟部組織の腫脹を認めた.ツルーカット生検にて線維肉腫が示唆され,患肢の断脚を行った.
本例において,線維肉腫の発生に骨折部位における外傷,手術侵襲,インプラント等が関与した可能性があると考えられた.
29 「食事中の水分含有量が猫の尿に及ぼす影響」
三浦 柳 / 日本大学
29 要約 猫における膀胱炎や尿結晶症などの下部尿路疾患は,非常に発生が多く臨床現場では深刻な問題である.これらの疾患に対して水分摂取量を増加させることは,罹患率を低下させるために有用な手段の一つである.今回我々は健康な猫4頭を用いて,水分含有量の高い缶フードと同フードから水分だけを蒸発させた2種類のフードを与え,猫の尿に及ぼす影響を観察した.その結果,水分量が高い缶フードは,水分量の低いフードよりも明らかに尿比重が低下し,泌尿器疾患の予防に有用であると思われた.
30 「門脈低形成の犬の1例」
宮坂 聡 / すぎうらペットクリニック(北海道)
30 要約 2年ほど前から持続的な肝酵素の高値が認められていたミニチュア・ダックスフンドが1週間ほど前から下痢をしているとの事で来院した.各種検査から肝機能の低下が疑われ原因の探索のため試験開腹を行ったところ,肉眼で多発性の門脈体循環シャントと肝葉の多数の結節を認めた.同時に肝生検,腹水の除去を行い閉腹した.病理学的検査より門脈低形成との診断を得た.術後は内科的療法を行い,断続的な肝酵素の高値はみられるが腹水などの臨床症状は呈さず,比較的良好に管理している.
31 「猫の頚部脊髄神経に発生した神経鞘腫の1例」
山本高根 / ACプラザ苅谷動物病院 葛西橋通り病院(東京都)
31 要約 6歳齢,去勢済みのアビシニアンが左前肢の拳上,跛行を主訴に来院し,その後改善なく四肢の不全麻痺に進行した.頸椎および胸椎のMRI検査において,C6-T1領域の脊髄左側における腫瘤性病変が認められた.片側椎弓切除術を実施し,病理組織検査で神経鞘腫と診断された.術後,放射線治療を行い,治療終了後も明らかな腫瘍の拡大は認められず一般状態は良好に維持されたが,第171病日に呼吸不全に陥り死亡した.
PageTop

─

■展示

○企業展示
17日(土) 11:55-18:30 〈鶴〉 〈鶴 前室〉 〈芙蓉 前室〉
18日(日) 09:00-16:30 〈鶴〉 〈鶴 前室〉 〈芙蓉 前室〉

○動物病院モデルルーム&相談コーナー
17日(土) 12:00-18:30 〈麗 前室〉 〈舞 前室〉
18日(日) 09:00-16:30 〈麗 前室〉 〈舞 前室〉

PageTop
─
HOMEへ戻る